新焼き肉探検:新宿に焼き肉の殿堂「叙々苑游玄亭新宿」

1999.12.20 194号 14面

高級焼肉専門店(株)叙々苑(本部=東京都港区六本木、Tel03・3423・2646)は、現在「叙々苑」二五店、「游玄亭」四店を直営で展開、日本で最も知られた焼き肉店として名をはせている。

また、大阪「食道園」の江崎社長とともに全国焼肉協会を先導する同社の新井泰道社長は、日本人に焼き肉のおいしさを広め、定着させた人物とされているが、焼き肉業界の振興には並々ならぬ情熱を注いでいる。

常に斬新なメニューづくりに定評もあり、とかく話題には事欠かない存在だ。

そんな叙々苑游玄亭が11月18日、とうとう焼き肉店としては初の銀座へ出店、引き続き25日には同新宿店をオープンした。

一〇年前、一階と地階の一二〇坪にテナントとして「游玄亭新宿店」を出したが、少しずつ店舗を広げてゆき、とうとうビル全体の七フロア四五〇席を占めるに至ったのである。

各フロアごと、さまざまな利用動機に応じた店づくりを行い、あらゆるパーティーに対応するフロアと多彩な個室を完備。B1は洋風座敷がある座敷個室フロアで、防音タイプのウォールで仕切られた個室を用意している。1Fは吹き抜けスペースに流れる滝を設けたテーブル席の四人、六人、八人用の個室フロア、2Fはパテオのあるテーブル個室フロア。

さらに3Fはステージに加えて特殊音響装置と照明装置を常設したバンケットホール。円卓一〇卓七六人まで用意できるため、披露宴の二次会や各種パーティーに最適となっている。

4Fは坪庭のある特別座敷個室、5Fは円卓と座敷席のある個室フロアで小人数のパーティーに利用できる。また6Fはライブが楽しめるピアノラウンジスペース、と多種多様な演出がされている。

またオープン当日は、全館の内覧会とともにレセプションを開催した。

新井社長は「今までやろうと思ってきたことはすべて好回転してきた。助けが欲しい時にはアドバイスをしていただける先生に恵まれ、お金や場所が必要な時にはチャンスが訪れた。世界一運のいい男なのかも知れない」とあいさつ、喜びをかくしきれない様子だった。また、お世話になった方々の心のこもったお祝いの言葉に、しきりに汗や目頭をぬぐうシーンも見られた。

レセプション参加者は五〇〇人。順番に、館内を見学しながら感嘆のため息をもらしていた。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 焼肉店