新店ウォッチング:スカイラークグリル焼肉碑文谷店

2000.02.07 197号 7面

ファミリーレストラン業界最大手の「すかいらーく」は、既存店ベースで業績の伸び悩むスカイラークグリル店の業態転換によって、ついに焼き肉業態にも進出を果たした。

すかいらーく社は、同社のスカイラークグリル碑文谷店を約二五〇〇万円かけて改装し、昨年12月10日に「スカイラークグリル焼肉」碑文谷店としてリニューアルオープンした。

この店は、既存のグリル店のピロティー型店舗をそのまま流用したもので、レンガ張りの外壁やクロスの壁面にたくさんの額縁を飾った洋風の内装は以前のまま。外部サインにも、イルミネーションや大きな「焼肉」の文字を入れ、客席には無煙ロースターを導入し、備品や調理設備関係の入れ替えを行ったというだけのローコスト型リニューアルである。

「スカイラークグリル」という店名自体はそのまま残し、基本的には店内の内装自体にはほとんど手を加えない「部分改装」による業態転換という位置づけであり、碑文谷店が成功のあかつきには、各「グリル店」のうち、業績の伸び悩む店舗の活性化策として大々的に展開する計画であると考えられる。

店内はテーブル席のほか、窓際には壁面に向いたカウンター型の席を設けて、横に並んだ二人でひとつのロースターを使用するカップル向け(?)の席も設けられ、ピーク時の効率的な客席利用を想定した客席配置となっている。

同店舗の周辺は都内でも有数のFR激戦区であり、実際、すかいらーくグループだけでも、同店の隣りには中華業態のバーミヤン、目黒通りを挟んだ斜向いにはジョナサンと、同社の主力業態が隣接して出店している。

商品の価格帯は、カルビ、ロースなどの標準的な肉が一人前八〇gで四八〇円、上肉が同七八〇円、特撰和牛肉が同九八〇円と、最近の繁盛焼き肉店ではおなじみの価格ゾーンに設定されており、このほかにも石焼きビビンバやクッパ、キムチ類などの売れ筋メニューが幅広く取り入れられている。

また、焼き肉のたれは数種類用意されており、お客が好みによって使い分けができるようになっている。

同社では、スカイラークグリル時代に二億円台であった年商を、このリニューアルで初年度三億円までアップさせることを目指しており、今後もグリル店など既存FR業態の再活性化の柱とする計画である。

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