売れる惣菜弁当:名古屋「柿安ダイニング」(惣菜)

2001.06.18 230号 12面

◆牛タン入り松阪牛霜降りメンチカツ

●1個150円/1度食べたらやみつきになるこだわり

夕方3時からと4時からの2回の限定発売となる、「牛タン入り松阪牛霜降りメンチカツ」。発売時間になると客が集まってきて、行列ができるほどの人気。女性や子供向きサイズで、満腹感・満足感は十分だ。牛肉の中でも少ない部位であるタンを50%も使用することで価値観は高く、さらに(株)柿安本店だからできる松阪牛霜降り肉を加え、塩、コショウ、赤ワインで味を調えた牛タンの味わいに評価は高い。好き嫌いがありがちの牛タンだが、新しいファン層が増加中だ。

◆ローストビーフサラダ

●100g390円/ヘルシー&おしゃれな今風のサラダ

柿安ダイニングの看板は全体の30%を占めるサラダ。たっぷり豆もやしのナムル風サラダ、季節の10品目ビタミンサラダ、れんこんシャキシャキサラダなど、女性客を意識した、ヘルシーさとおしゃれ感覚は秀逸。これらのメニューはすべて産地直送の無農薬有機野菜で、素材は、ニンジン、大根、レッドオニオン、赤黄ピーマン、レタス、白豆、黒豆に、めずらしいものでコゴミなど野菜は10品目。味付けは醤油ベースのリンゴソースで自社PB商品。人気度は高い。

◆松阪牛げんこつハンバーグ

●1個250円/イメージ一新のニューハンバーグ登場

ハンバーグといえば夕食の定番。食べ慣れ、また見慣れているせいか味もカタチも似たり寄ったりが多い。しかしこの店はハンバーグの既成概念を打ち破ったゲンコツ型オリジナル。食感はごつごつとした歯ごたえ感を出し、体にいい素材を練り込んで作り上げている。たとえば、クワイ。口に入れた時の新鮮な驚きと感触のミスマッチ感がうけている。季節感を演出するために春には菜の花、夏にはキュウリといったトッピングを添えるアイデアもいい。

◆愛用食材 産地直送の有機野菜

もっか全国に13店舗を出店、好調に売上げを伸ばしている柿安ダイニング。第1店目を始める際に、現総料理長が九州の阿蘇で有機野菜をつくっている生産者に出会ったことがきっかけとなって、健康で安心、かつおいしい野菜にこだわることになる。同店は惣菜、揚げ物、弁当、サラダの4つのカテゴリーを持つが、その中でも多種多様にそろえているのがサラダメニュー。カット野菜のほか、店舗のある地域の農家と契約した地場野菜を使用することもある。

◆売れ筋ランク

(1)牛タン入り松阪牛霜降りメンチカツ

(2)ローストビーフサラダ

(3)松阪牛げんこつハンバーグ

(4)松阪牛ロールキャベツの旬野菜添え

(5)あっさりイカとシャキシャキごぼう

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