C&Cの売れ筋と一押し!業務用食材ヒットリサーチ:アミカ岡崎店

2005.12.05 308号 15面

アミカ岡崎店は、今年4月に三河地域の店舗として初オープンした。三河地域は同業他社との競争が厳しい。まだ知名度も浸透しておらず業者需要が低く客の90%は一般客。柴田光義店長は「チラシ、ポスティングなどこまめに行い認知度を高め業者のシェアを30%にまで高めたい」と抱負を語る。11月23日には豊橋店がオープンした。店長には岡崎店で柴田店長とともに働いた生駒穂積氏が就き、岡崎店、豊橋店との連携によりアミカの知名度向上とリピーター確保に向け邁進する。柴田店長に売れ筋と一押し商品を聞いた。

愛知万博効果で「名古屋めし」ブームが起きたが、赤味噌の八丁味噌に代表されるように三河は名古屋よりも「名古屋めし」らしい地域。そのためか、「調味料が売れ筋。特に地元メーカーの調味料が根強い人気」と柴田店長。

岡崎店の売れ筋商品はイチビキの「イチビキ本醸造醤油」(1・8リットルボトル)。「価格帯もお値打ちで、地元になじんだ味」と言う。

そのほかではOMブランドの冷凍野菜や輸入鶏肉、ブラックタイガーなどの冷凍エビもよく売れている。

一押し商品は、地元メーカー、ミツカンナカノスの鍋用調味料「鍋大陸」(1リットルボトル)。水またはお湯に希釈し、具材を入れて煮込むだけ。ラインアップは11種。特に売れ筋は「チゲ味噌鍋」「寄せ鍋」「ちゃんこ鍋」。

もう一品はエバラ食品工業の厨房応援団シリーズの中から「すき焼のたれ」(1リットルボトル)。甘い味を好む人には、砂糖を増量させたマイルドもある。

「冬が本格化してくるにつれ、鍋やすき焼きなどの需要が高まります。業者のお客さまはもちろん、一般のお客さまにも大容量タイプの調味料が人気です」

全国的に核家族化、個食化が進んでいるが、まだ三河は二世帯家族、三世帯家族も多く、必要なだけ使える商品が喜ばれる。いわば「もったいない」の精神が強い。これも三河の特徴だ。

◆アミカ岡崎店(愛知県岡崎市稲熊1‐11‐1、電話0564・65・5733)営業時間=午前9時30分~午後8時/駐車場30台

◆売れ筋商品:イチビキ「イチビキ本醸造醤油」(1・8リットルボトル)

●一押し商品:ミツカンナカノス「鍋大陸」(チゲ味噌鍋、寄せ鍋、ちゃんこ鍋)、エバラ食品工業「厨房応援団すき焼のたれ」

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