普通の主婦が思うこと(4)中学生の外食事情

2006.04.03 312号 16面

わが家にはバスケットボールをしている育ち盛りの中学2年生の息子がいます。部活でお弁当が必要なときは私が作りますが、部活がなく、友達と外でお昼を食べるときは毎回500円渡しています。

彼はそのお金を少しでも自分の懐に入れたくて、大体、コンビニでカップ麺やパンを買い、公園などでお友達と食べているようです。

10年ほど前、胃がんになり、健康には特に気を配っている私は、カップ麺ばかり食べていると体に悪いし、コンビニ弁当も保存料がたくさん入っていて体に悪いので、お弁当屋さんで買うように息子に言ってあります。息子は、友達が食べていた「塩カルビ丼」を少しもらって食べたらおいしかったらしく、お弁当屋さんで買うようになってきました。若者の口コミの力はすごいものです。お弁当の学割や話題性のある何か魅力をつけてもらえると、お弁当もさらに売れると思います。

コンビニのほかに、息子たちがよく行くのが駄菓子屋さんです。そこでも「ブタメン」や「ぐるぐるもんじゃ」などといったカップ麺をよく食べています。健康に気をつかう私としては、揚げたてのコロッケやレバフライ、ほかほかの焼き芋を食べてほしいと思います。

息子はマクドナルドも好きで、100円商品をよく買っています。

マクドナルドで注文したものを夕食として塾に持ってきてくれる店舗もあります。塾に作りたてのお弁当を届ける商売もいけそうです。

(外食エッセイスト・斉藤恵)

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