きゃぴっ子隊が行く!(1)京鼎樓(ジンディンロウ)
食に貪欲なきゃぴっ子隊の、今回のターゲットは恵比寿にある「京鼎樓」。台湾の超有名な小籠包専門店、「鼎泰豊」で修業をした陳三兄弟が独立開業した「京鼎小館」と、その2号店の京鼎樓は、「鼎泰豊よりも安くてうまい!」と大評判に。
日本の第1号店である「恵比寿 京鼎樓」で小籠包三昧した彼女たちの感想は、さていかに?
◆お店のホームページには、「小籠包カフェ」って書いてあって、「何、それ?」って思っていたけど、アジアンテーストのおしゃれなお店で、「女性客、いらっしゃい!」っていうオーラが全開だったね。
●台湾発の飲茶のお店っていうから、もっと雑然としたイメージだったんだけど、いい意味で裏切られた感じ。
■お目当ての「小籠包」(6個790円)はどう?
◆スープたっぷりでお肉がホロリ。何もつけなくても、十分においしい!
■それに、皮の薄さも絶妙で、スープが染み出ないようにしっかり守っているのに厚くないし、肉の味を楽しむのに邪魔にならない。さすが本場の点心師さんを呼んで作っているだけあるよね。
●今まで食べた小籠包の中で一番。また食べたい!
■ほかにもバリエーションがいろいろあったけれど、「烏龍小籠包」(6個950円)は、なんと皮が緑色! よもぎもちみたい。
●口の中いっぱいに、草っぽい「青い味」が広がるんだよね……。
◆確かに珍しいけど、次は頼まないな、きっと。
■厳しいなぁ……。じゃあ、「あずきあん入り小籠包」(6個630円)は?
●私は最初、「えー、甘い小籠包?」って思ったけれど、甘すぎない中華風のあんだから、ごま団子みたいでおいしかったな。
◆あんがぎっしり詰まっていて、1個でも満足できるかな。
■食後に1つ、甘いものがあると、なんだかうれしくなっちゃうよね。
◆ランチセットに付いていた「蟹肉小籠包」は、カニみそが練り込んであって、カニの味が濃厚。私は好きだけど、カニが苦手な人には、ちょっと生臭く感じちゃうかも。
■ところで、台湾の本店だと、小籠包10個入りで140元ぐらい(約515円)なんだって。
◆……とすると、1個約52円か。このお店は6個で790円だから……えー、本店と比べると倍以上の値段? 台湾と日本って、そんなにも物価が違うの?
●台湾では、老舗の鼎泰豊より安くておいしいって有名なんでしょ?
■鼎泰豊の小籠包は、台湾の本店では10個180元(約662円)らしくて、日本だと6個704円。日本では、京鼎樓より鼎泰豊の方が安く食べられるネジレ現象が起きているみたい。
◆恵比寿っていう場所柄かもしれないけれど、小籠包に限らず、全体的に値段がお高めな気がする。
●気軽にいろいろ食べられるのが飲茶の魅力なのに、あんまり一品一品が高いと、あれこれ楽しめないんだもん、ちょっと困る。
■飲茶だったら、みんなで分けあって、いろんな種類を1~2個ずつっていうのが理想だよね。1個単位でオーダーできるお店があればいいのにな。
◆店舗メモ
「京鼎樓(ジンディンロウ)」/所在地=東京都渋谷区恵比寿4-3-1 クイズ恵比寿2F/営業時間=午前11時30分~LO・午後2時30分、5時30分~LO・11時/恵比寿本店、そごう千葉店、そごう横浜店の3店舗を展開。
◆きゃぴっ子隊=都内の某コンサルティング会社に勤務する、おいしいもの大好きなOLたちで結成する食べ歩きサークル。彼女たちの率直な、そして少々辛口の食べ歩きレポートをご紹介します!