8番ラーメンチェーン「ハチバン」が店頭公開
「8番らーめん」チェーンの㈱ハチバン(金沢市神田一‐一二一八、0762・92・0888)は、7月27日、日本証券業協会により店頭登録銘柄指定を受けて売買を開始した。
同社は、創業者で現会長の後藤長司氏が昭和42年にフランチャイズシステムを導入、石川県松任市に加盟一号店「8番らーめん松任店」をオープンして以来、“より良い商品を、より安く、より良い環境のなかで”をコンセプトにチェーン展開し現在、直営、フランチャイジー合計一五七店を展開している。
売上高は前3月期で三九億一九一三万四〇〇〇円(内訳FC部門二三億八九八三万二〇〇〇円、直営部門一二億四七五万二〇〇〇円、外販部門三億二四五四万八〇〇〇円)、営業収入三億九一二七万六〇〇〇円、合計四三億一〇四一万円(前期比九・五%増)を計上。経常利益三億七四〇六万二〇〇〇円(同一・三%増)、当期利益一億九八四一万五〇〇〇円(同二七・七%増)と増収増益を達成した。
会社設立は昭和46年1月。資本金は今回の店頭公開により八億五五〇万円。
役員‐会長・後藤長司、社長・竹内賢治、専務・後藤四郎、常務・苅野喜三郎、取締役・後藤克治、田中茂、大桑正弘、上出進、荒川正、監査役・幸村學一、伊藤貞之、辻中正雄の各氏。
従業員‐男七九人、女二一人。本社のほか中部支社、岡山営業所、上越事務所、加賀、安原各工場、東力物流センターの各事務所。店舗は直営一九、FC一三六、PS二の合計一五七店。
なお、来年3月までに中京地区七、中国地区ほか五の合計一二店の直営店をオープンするが、資金は今回の増資による手取り調達資金(約四億二〇〇〇万円)で賄う予定。将来的には平成8年度(8年3月期)までに二〇〇店まで拡大する方針。