大森ベルポート(東京・品川) プロント=ダイニングバーなど固定客7割
昼喫茶、夜ダイニングバーに変身する“二毛作経営”の店だ。店舗面積二六坪で、席数は昼四二席、夜五〇席に変わる。
メニューは昼がコーヒー一六〇円、カフェオレ、アイスコーヒー一八〇円、フードメニューとして焼きたてのパイ一三〇円から、デニッシュ一〇〇円から、サンドイッチ二二〇円などで三〇種をラインアップし、テークアウトもできる。
夜はアルコールがサントリー角三八〇円、アーリータイムズ四五〇円、ジントニック、モスコミュール四八〇円、生ビール四三〇円、中ジョッキ五五〇円など四〇種類。
酒のつまみがピザ・パスタ類、チキンバスケット各四八〇円、ポテト&ソーセージ三八〇円、サラダ三五〇円など三〇種で、アルコールもフードメニューもバラエティーに富んでいる。
客層は二〇~三〇代のサラリーマン(六・五割)、OL(三・五割)で、固定客が六、七割という利用頻度の高さだ。
客単価は昼二七〇円、夜一八〇〇円。昼一二~一四回転、夜三回転、一日の売上げ四〇万円前後という実績で、単価が安く、気軽に利用できるという業態だけに、集客力は安定している。
しかし、夜の客数を標準店と比較すると二、三割前後アンダーという数字で、やはり立地にハンディがあることは否めない。