海外情報 米国の外食産業、ターゲットは若・高年齢層
アメリカの外食産業は一九九一年度で前年比〇・九%の実質成長をみせた。八九年と九〇年の静止状態に比してやや明るいが、まだ低調なので、ファースト・フード分野を中心とした巻き返し作戦が期待されている。
今後の回復基調のために、外食産業を利用する人口分布(デモグラフィー)に注意を払う必要がある。
図はアメリカの年齢別消費者による外食支出を示すものである。
中年齢層にみられる大きな消費を高年齢者層、若年齢者層に拡大するための努力がいかに長期的にみて必要かをこの図は教えてくれる。
(FC)