帝国ホテル・鉄板焼「嘉門」料理に参加意識与える

1994.08.01 57号 3面

帝国ホテル(東京都千代田区、03・3504・1111)の鉄板焼レストラン「嘉門」が、オープンして一年を過ぎるが、予想を上回る集客、売上げを得ている。

お客の嗜好が、フランス料理から和食、中華、多国籍料理と幅広くなった。また、宿泊客中心から、外来客、外国人客の利用が広がり、多様化したお客のニーズに対応してのオープン。

“出会いと融合”をテーマに、各鉄板焼コーナーでは、専属のシェフがついて調理する。「小さな注文を受けたり、お客様に参加意識を与え、受けています。なかにはシェフを指名する人もいる」(広報部鈴木英理子氏)ほど。

ホール七一席は、昼・夜とも二回転、客単価一万三〇〇〇円、初年度売上げ七億円と、目標六億八〇〇〇万円を上回っている。

メニューは、厳選された和牛及びUSビーフ、新鮮な魚の素材を生かした調理法。また、最近の健康食志向に合わせて和食風にアレンジした料理。昼間の“レディースランチ”三〇〇〇円は、オーダーの三五%。シェフサラダ、USフィレステーキ、モヤシ、ご飯、味噌椀、香の物がつき、デザートは、別室のデザートルームでゆっくり味わうシステム。

「今年に入り、昼・夜とも法人利用が増え始め、不況の底打ち感が見られる」としている。

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