特集・宅配ピザ これが最新のピザメニュー4選
ノンチーズピザが受けている。ロイヤル(株)の手掛けるイタリアンレストラン「イルフォルノ」が米国・サンタモニカから持ち込んだもので、日本ではまだなじみが薄いが同店の紹介以来、食事を最も楽しくするピザとして注目されている。本場イタリアではオーソドックスなメニューのこのノンチーズピザだが最近は、ヘルシーブームの米国で大流行。コッテリとしたいままでのピザのイメージを一新したライトなスナック感覚が支持されている。要因はノンチーズでカロリーが低く、腹にこたえないため、ピザを食べながら他の料理も存分に楽しめること。具とクラストを同時に焼成するだけの既存の調理方法だけでなくクラストを焼成してからフレッシュを乗せるといった発想もあり、レパートリーは無限に広がっている。今後のピザの一翼になりうる“ノンチーズピザ”の代表的メニューを、「イルフォルノ・青山店」の青木憲一ピッツァシェフに作ってもらった。一歩先行く専門店のメニューを参考にしてもらいたい。ただし、同メニューを試作する場合、生地に絶対の自信を持っていることが条件。
素焼のピザにフレッシュトマトとバジルをトッピング。ガーリックで風味付けして、オリーブオイルで仕上げる。イタリアではオーソドックスなシンプルメニューとして人気。あっさりとして食欲増進。
さまざまなメニューに相性の良い卵を乗せたピザ。トマトソースをベースにバジル、マッシュルーム、サラミをトッピング。ボイルドエッグを使う例は多いが、卵をそのまま落として焼き上げると見た目がおもしろく、半熟感も味わえる。
シメジ、マイタケ、マッシュルーム、エノキ、シイタケをふんだんに使ったキノコピザ。香り豊かなキノコの風味を、オニオンとガーリックで一層引きたたせる。キノコ類はそのまま乗せると水分が出て生地を台無しにする。一度下ごしらえ(焼成)したものをトッピングするのがポイント。
フレッシュ野菜を盛り合わせたサラダピザ。サニーレタスを散らして、苦みのあるチコリ、トレビスで味を引きしめる。オニオン、ケッパーをあしらいスモークサーモンを乗せる。バルサミコビネガーのドレッシングで仕上げる。ノンチーズピザの代表的メニューだ。