銀座三越の「アセロラフレッシュジュース」スタンド販売で好評
カリブ海のスーパーフルーツ「アセロラ」のフレッシュジュースが、東京・銀座三越の生ジューススタンドで8月10日から発売され、好調に売れている。
アセロラがこうした試みで販売されるのは初めて。淡い紅色のかわいらしい色合いや、「アセロラ」の知名度から買い物の合間に立ち寄ったOLや、主婦、さらに銀座という立地条件からサラリーマンなどからも購入されている。
生ジューススタンドのピークは午後2~3時ごろで、「毎日3時ごろには完売してしまう」((株)サン・フルーツ・酒井和幸販売部課長)ほどの人気ぶり。
このアセロラは、(株)ニチレイ(東京都中央区、03・3248・2152)が開発・輸入している真紅のフルーツで、冷凍で提供されている。ビタミンCが豊富で、その含有量はなんとレモンの二八倍にあたる。しかしアセロラの実は、成熟すると四~五時間で腐敗することから、生食するには適していない。そこで同社の技術を駆使して、鮮度を保ちながら冷凍輸送することに成功、一般市場においてもアセロラを味わえることになったもの。
アセロラの実には大きな種が数個あり、一度こさなければ飲めない。「日本人にはジュースをこす習慣がないので、当初ためらった」(同社・福田厚司部長)というものの、おいしいアセロラのフレッシュジュースを提供したいという情熱から、見事に三越を通じて商品化に成功した。
現在のところ三越での提供だけだが、アセロラの供給体制などをみながら販路を拡大していく構え。
このアセロラフレッシュジュースは、銀座三越地下一階、(株)サン・フルーツ(東京都千代田区、03・3255・8861)で一杯三五〇円で販売されている。