6年産米食味ランキング、特Aに8銘柄
穀検(財団法人日本穀物検定協会)はこのほど、平成6年産米の食味ランキングの中間報告を発表した。
6年産米の食味試験は二一一点を予定しているが、早めの発表を要望する関係者の声に応えて、1月末までに食味試験を終わったもの九八点のランキングが明らかになった。
それによると、最もおいしいコメとされる「特A」に、岩手・県南「ひとめぼれ」をはじめ、山形・庄内「はえぬき」、山形・内陸「どまんなか」、福島・会津「コシヒカリ」、福島・中通「コシヒカリ」、新潟・魚沼「コシヒカリ」、長野・全県「コシヒカリ」、島根・全県「コシヒカリ」の八銘柄がランクされている。
穀検の食味試験は、食糧庁の食味試験実施要領に基づき一定の条件で炊いたコメを協会職員が試食して格付けしており、基準品の滋賀・湖南「日本晴」との相対的な比較で食味の優劣を五段階に分け、特A、A、 A’、B、 B〓として評価している。
4年産から三年間のランク別をみると、4年産が特A一〇点、A三二点、 A’四一点、B六点、 B〓一点、計九〇点、5年産が特A一点、A二五点、 A’四一点、B八点、計七五点、6年産が特A八点、A四四点、 A’四五点、B一点、計九八点となっている。