デザート特集 20代女性に人気「紅茶のパンナコッタ」

1995.06.05 77号 12面

南欧キッチン・ベッラベーラ銀座店(東京都中央区、03・3571・8248)は、フルーツそのままのおいしさを生かしたハーダースクランベリーソースを使った「紅茶のパンナコッタ」(五八〇円)、「苺と杏のヨーグルトムース」(同)、「本日のデザート三品の盛り合わせ」(九〇〇円)をデザートメニューの三本柱としている。

「紅茶のプディング」の特徴は、ババロアやプリンと違い卵を一切使っていない。生クリームで仕上げた紅茶味のイタリアンプディング。卵が使われていない分、あっさりしている。

4月末から「紅茶フレーバー」を新たに採用した。ドリップした紅茶を生クリームに混ぜて作る本格派フレーバー。

本場イタリアではキャラメルソースのトッピングが主流だが、同店ではクランベリーソースを使い差別化を図っている。本場のイタリア人が同店独自の味に納得するほどで、パンナコッタのマンネリ化を防いでいる。

「苺と杏のヨーグルトムース」は、スポンジ、プレーンヨーグルトとイチゴのピュレのムース、同じくプレーンヨーグルトと、細かく粉砕したアンズのムースからなっている。ヨーグルトのさっぱり感とムースの軽さがマッチし、デザートとしては口当たりが良く、満腹時でも食べられる。色、味ともに淡泊すぎるところをイチゴと同系のクランベリーソースで味を引き締め、彩りを添えている。

手作り感を全面に押し出しており、テーブル、肖像品、食器などすべてイタリアからの輸入で、わけて欲しいというお客さんも多いとか。客層の八割は二〇代の女性で、夜がメーンで客単価は約三〇〇〇円。現在直営店四店で、近く五店目の立川店がオープンし、FC店を募集する意向。FCの問い合わせは、企画担当住田マネジャー(03・3451・5574)まで。

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