飲食材徹底研究「メンマ」 最新市況、台湾不作で高値、加工量も頭打ち
中華そばなどの中に入っているおなじみのメンマ、このメンマがここ数年、主力産地の台湾での不作、それに人件費の高騰などもあり高値安定の傾向となってきている。
メンマは麻竹の筍を原料として発酵させ、乾燥か塩漬けにして保存する。食べる時に水で戻して味付けするもので筍乾ともいわれる。
麻竹の主産地台湾は、周知の通り、工業国への道を歩み、農村人口も急激に減ってきており、さらに高齢化、後継者難、麻竹の減反などもあり、メンマの加工量もほぼ横ばいの状況。
ここ数年の生産量としては、五~六年前には年間約六万袋(一袋六〇㎏)あったが、その後は約四万袋、一昨年は大減産で二万七〇〇〇~二万八〇〇〇袋、昨年は回復し約三万五〇〇〇袋、本年もほぼ昨年並みの生産が見込まれている。
また価格については、昨年の価格、生産者価格で良質品で一袋当り(六〇㎏)八〇〇~八五〇㌦前後とややもすれば高値安定で本年も推移していきそう。
一方、日本国内の需要は根強いラーメンファンに支えられて漸増気味。メンマの入っていないラーメンは考えられないところまできている。
高騰した場合、量を減らす動きがあるものの、極端にいえば全くなくすという店はない。メンマなしで店の評判を落としたら元も子もない。
いずれにしても、台湾については、生産者、加工業者の減少という構造があるだけに、大きな増産は見込めず、今後は、技術指導など計りながら、中国産についても目を向けていかなければならない時代にきているといえよう。
(写真、記事の一部提供・中華高橋)














