付加価値アップの即戦力:ラムウェストン「ステルスフライ」 冷めにくくサクサク感も長持ち
●ローディッド・フライを新提案! コーティングで経時劣化を抑制
フライドポテトといえば、外食サイドメニューの必須アイテムだが、黙っていても売れるだけに現場の改良マインドはイマイチ。とはいえ、「揚げたて」と「作り置き」の品質差は天と地ほど著しく、作り置きを提供して信用を落とすケースも多い。そこで提案したいのが、昨今人気を高めている「ステルスフライ」である。
「ステルスフライ」は、ラムウェストン社が業界に先駆けて開発した技術で、ポテト一本一本にポテトスターチをコーティングすることで、目に見えないコーティングを可能にした冷凍フライドポテト。作り置きの経時劣化を抑制して画期的な品質アップを実現する。具体的な利点は、(1)長時間冷めにくくサクサク食感が長持ち(2)保形性に優れ黄金色の見栄えがアップ(3)ホールド時間が従来品の約2倍で廃棄減少に貢献する、など。
フライドポテトは米国から日本上陸以来、「揚げたてを提供」するのがベストとされてきた。だが、需要の多い居酒屋市場では、「揚げたてを提供しても、長時間かけてつまむ客が多いので、後半は品質が落ちる」との悩みがあったが、フライ後の品質変化に目をつぶって「そのまま提供する」しかなかった。
ステルスフライは、そうした悩みを一挙解決。揚げたての品質が長持ちするだけでなく、フライ後の二次調理にも適応する。
その利点を生かしたのがアメリカで人気上昇中の「ローディッド・フライ」。フライドポテトに具材やソースをのせたアラカルト料理だ。調理時間の融通が利くだけでなく、ポテト表面にポテトスターチがコーティングされているので、具材やソースの水気を多少かぶっても、本来の食感を維持。「ポテト+α」のコンビネーションを自在に演出できる。
従来品に比べ多少割高だが、品質アップと使い勝手を踏まえれば、価格差以上の付加価値は余りある。ぜひお試しあれ。