業務用加工食品ヒット賞 中華部門:テーオー食品「Fパック 花椒辣醤ソース」
◆しびれる辛みとうま味でヒット かけるだけのワンオペに高評価
テーオー食品はガーリックやジンジャー、カレーなど香辛料に強く、業務用香辛料メーカーとして近年ヒット商品を生み出し続けている。今回、業務用ヒット賞を受賞した「Fパック 花椒辣醤ソース」は今年3月に発売を開始した花椒のしびれる刺激的な辛味と唐辛子のシャープな辛さが特徴的なソース。茹でた鶏むね肉に適量の「花椒辣醤ソース」をかけるだけで、人気メニューの「よだれ鶏」が仕上がる。
この商品の開発に着手し始めたのは約2年前で花椒や山椒などしびれる辛味の香辛料が外食や中食などで注目された時期だ。テーオー食品はガーリック・ジンジャー、カレーに次ぐ第三の柱として中華系調味料の育成を進めてきた。過去に「マー油」、「麻辣醤」、「具入り辣油」などの中華系調味料を発売し、中華系の分野で存在感を高めている。今回、話題のよだれ鶏を手軽に再現できる「花椒辣醤ソース」の投入により、同社における中華系調味料の存在価値をさらに高めていく。
同社の「花椒辣醤ソース」はより花椒を強調したしびれる辛味にこだわっている。常温ながら、この辛味を実現すべく花椒は粗びきのものを使用していることに加え、油と調味液が分離している状態とすることでしびれる辛味を実現した。この実現には開発と生産担当の緊密な協力なしには実現できなかったという。
またこの商品は営業サイドもその商品の売り込みに注力している。サラダチキンなど市販されている鶏むね肉を用意するだけで、本格的なよだれ鶏を実現できる簡便さがプレゼンテーションでも高い評価を受けている。テーオー食品の「花椒辣醤ソース」は開発、生産、営業と同社の全スタッフが一丸となり取り組んだ商品といえる。
ユーザーからの評価は高く簡便なオペレーションながら本格的なメニューを実現できることやそのしびれる辛味への評価に加え、常温であることや290gというサイズも現場の支持を集めている。もちろん「花椒辣醤ソース」はよだれ鶏だけでなく、汁なし担々麺や麻辣炒飯、四川風麻婆豆腐などさまざまなメニューに手軽にアレンジできる。テーオー食品は中華系調味料に「葱生姜醤」を16年9月に発売し、この商品も人気を集めている。同社は「花椒辣醤ソース」などの発売により中華系調味料のメーカーとしての存在感を今後、さらに高めていく考えだ。
規格=290g×15
●四川風麻婆豆腐
本格的中華ソースの味わいで付加価値アップ!
(1)豚肉を炒め、「麻婆豆腐の素」、水を加えてひと煮立ちさせ、豆腐、長ネギを加える。
(2)豆腐に火が通ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、火を止め、「Fパック 花椒辣醤ソース」をかけて混ぜ合わせる。
(3)器に(2)を盛り、万能ネギを散らす。
●汁なし担々麺
かけるだけ、和えるだけで本格料理が即完成
(1)ニンニク、ショウガ(各みじん切り)、豚ひき肉を炒め、甜麺醤を加えて炒め合わせる。
(2)中華麺をゆで、水気を切る。
(3)「Fパック 花椒辣醤ソース」、「芝麻醤」、「ごま油入りラー油」、醤油、酢、中華スープの素、水を混ぜ合わせて器に入れ、(2)を盛り、水菜、白髪ネギを添える。
●麻辣炒飯
刺激的な辛みで“しびれメニュー”のアレンジ広がる
(1)中華鍋にサラダ油を熱し、豚ひき肉、粗みじん切りにした玉ネギを炒め、取り出す。
(2)中華鍋にサラダ油を足し、溶き卵を入れて半熟状にし、白飯を加えて炒め、(1)、ニラを加えて炒め合わせる。
(3)(2)に「Fパック 花椒辣醤ソース」を加えて炒め合わせ、器に盛る。
●よだれ鶏
花椒のシビレと唐辛子の辛さ
(1)鶏もも肉を8分ほど蒸し、火を止めて10分ほど余熱で加熱し、切り分ける。
(2)器にレタス、トマト、キュウリを盛り、(1)を盛り、「Fパック 花椒辣醤ソース」をかける。