流行フード最前線・注目KEYWORD:タピオカエボリューション

2019.09.02 487号 22面
スシローで7月に数量限定発売された「光るゴールデン『タピオカミルクティー』」(280円・税抜き)。

スシローで7月に数量限定発売された「光るゴールデン『タピオカミルクティー』」(280円・税抜き)。

名代富士そば三光町店で限定販売されている「ミニいくら風タピオカ漬け丼」(単品320円、そばとのセット560円・各税込み)。

名代富士そば三光町店で限定販売されている「ミニいくら風タピオカ漬け丼」(単品320円、そばとのセット560円・各税込み)。

 ●光り輝く玉に!イクラに! タピオカがいよいよ第2形態に進化

 タピオカミルクティーが現在、ブームを巻き起こしている。そして、ブームがいよいよ極まると、突き抜けたセンスの派生メニューが登場するのが定石。タピオカも現在、アグレッシブなメニューがお目見えしている。

 回転寿司のスシローでは、本場台湾発祥の人気店「Sharetea」とコラボしたタピオカミルクティーを7月から数量限定で販売開始した。同品のタピオカは薄い黄金色を帯びていて、スマホのライトを当てるとキラキラと光り輝くのだ。同品は、そのままでもインスタ映えするタピオカに遊びを加え、“映え度”をさらに高めた点が新しい。

 一方、「名代富士そば」三光町店(東京都新宿区)で限定販売されている「ミニいくら風タピオカ漬け丼」のインパクトもかなりのもの。いくらサイズのタピオカパールを、特製のかえしを加えたそばつゆに4時間程度漬け、ご飯にのせた丼である。8月に発売を開始すると、いくら丼にしか見えない驚きの見た目で、SNSを中心に一気に情報が拡散し、大きな話題を呼んだ。

 タピオカの今後の予測だが、ブームは年内まで、との見方が強い。今ほどのアツい盛り上がりは沈静化し、タピオカはドリンクの定番アレンジとして定着していくだろう。しかし、定番化に向かうその前に、ユニークな発想のタピオカメニューが、まだ外食業界をにぎわせそうだ。

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