話題の店WATCH:アメリカンステーキのパイオニア 海外初進出で東京・恵比寿に出店
ニューヨーク・ブルックリンで創業130年の歴史を持つステーキハウスの老舗店「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」が日本に初上陸した。同店はこれまで、海外進出をしてこなかったが10月、サッポロ不動産開発が保有する渋谷区恵比寿の地に店をオープンした。運営はワンダーテーブル。
「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」はアメリカで最も歴史のあるステーキハウスの一つで、「Tボーンステーキ」を最初に提供し、このメニューを広めたのは同店。レストラン格付けガイド「ザガット・サーベイ」では30年以上にわたって上位にランキングされている。
9月に開催された先行内覧会で、ワンダーテーブルの秋元巳智雄社長は「本店らしさを保ちつつ未来に向けた新しいピーター・ルーガーにしていきたい」と意気込みを語った。また、秋元社長によると、開店のプロジェクト費用は「総額約10億円」。新型コロナウイルス禍で既存店が大きな赤字を出す中、「命懸けの出店だ」と語った。年商は、「まずは10億円を目指し、将来的に20億円を見据える」という。
今回オープンした「ピーター・ルーガー・ステーキハウス東京」では、人工知能(AI)を使った電話応答サービス「LINE AiCall」を導入。電話予約をAIが自動応答し、予約受付を完了させることができる。
◆店舗情報
「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」
所在地=東京都渋谷区恵比寿4-19-19 Peter Luger Steak House Tokyo/営業時間=ダイニング11時~15時、17時~23時/席数・坪数=206席・約480坪(延床面積)