業界TOPICS:日本産食品をブランディング 3本柱でプロモーションに注力
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、日本産農林水産物・食品のブランディングに向け、オールジャパンで消費者向けプロモーションを行う政府機関で、日本食文化の海外発信と日本産農林水産物・食品の優位性PR、海外市場調査に代表される調査・報告活動の3本柱で展開している。
その一つとして、世界経済フォーラム(通称=ダボス会議)期間中の昨年、日本をテーマにして開催されるレセプションJAPAN NIGHTで日本食を提供。参加する世界の政財界リーダー450人に向け、日本のプレゼンスを高め、日本食を通じたネットワーキングの場を提供した。
会場では、国際すし知識認証協会アンバサダーの寿司職人や、京都・祇園の和食料理人が立ち、日本産水産物を中心とした日本食メニューを提供。飲料には日本酒や焼酎、日本ワイン、日本茶など日本のメードインジャパンの飲み物が並んだ。握り寿司用カウンターを用意し、職人の握る姿を目の当たりにすることができ、好評だった。食材はブリやホタテなど定番の水産物に加え、ビーガン寿司として、グリーンリーフ提供の野菜類を活用した野菜寿司がすぐになくなる人気ぶりだった。また、北毛久呂保(ほくもうくろほ)が提供したコンニャクを使ったカツも注目を集めた。
●「JFOODO」とは
日本産の農林水産物・食品のブランディングのためにオールジャパンでの消費者向けプロモーションを担う新たな組織として2017年4月1日、日本貿易振興機構(JETRO)内に創設された日本食品海外プロモーションセンター。