ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:一人外食で重視されているのは「落ち着ける雰囲気」
前号では家族の外食について取り上げました。家族揃っての外食ももちろん大切なひとときですが、一人時間の楽しみも欠かせません。おいしい食事を一人で堪能する贅沢な時間は、私にとって子どもが生まれライフステージが変わった今、とても貴重な時間となっています。
今回は一人での外食において、どのようなことを重視し、どのような店を選んでいるのかについて、「ファンくる」会員928人(男性237人、女性691人)に実施した調査をご紹介します。
半数以上の人が「月に2回以上」は一人で外食すると回答をしています。一人で外食をするきっかけとして「外出先や勤務先で食べたいとき」のほか「一人の時間を作りたいとき」「店の料理を味わいたいとき」が上位に上がっています。利用する業態は「カフェ・スイーツ」が最も多く、次に「定食・丼物・カレー」でした。店選びでは、20代は「価格」、30代以上は「料理の味」を最も重視しています。全年齢層で「料理ジャンル」や「店舗の雰囲気」も上位に上がっています。
今回の結果から、一人外食では味やジャンル、価格はもちろん、雰囲気が大切にされていることがわかりました。家族外食では味、ジャンル、価格のほかに立地が重視されていたのに対し、一人外食においては“一人の時間をより心地よく過ごすため”に雰囲気が重視されているというわけです。
選ばれている業態を見ても「一人で落ち着いた時間を過ごしたい」という思いが強く表れているのではないでしょうか。忙しい日常の中、自由に自分のペースで食事を楽しむことでリフレッシュできる貴重な時間として、今後も一人外食の需要は高まりそうです。
●ファンくる
国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ファンくる