多忙でも読める外食ニュース
●特定技能外国人材 争奪戦が激化
政府が即戦力として働く外国人に与える在留資格「特定技能1号」の外食業向け新規受け入れを4月に停止してから2ヵ月が過ぎ、転職市場での外国人材への求人数が倍増。人手不足が深刻化しており、人件費も上昇するなど外食企業の経営を圧迫している。1号は通算5年まで日本に在留でき、国内の雇用に影響が出ないよう政府が分野ごとに人数の上限を定めている。外食業向けの特定技能1号の受け入れ上限5万人の枠は2029年3月末まで設定されており、今後は受け入れ停止措置が最長で約3年続く可能性もある。現在国内に在留している外国人材の確保競争がますます激化しそうだ。賃上げに加え、紹介料など採用コストの上昇は店舗運営の負担増につながる。原材料費や人件費の高騰が続くと、外食業界ではメニュー価格の引き上げ圧力が今後強まることも予想される。
●牛丼チェーン松屋がプレミアム店を開業
松屋フーズは創業60周年を記念し、弁当・惣菜の常設店「松屋PREMIUM銀座店」を松屋銀座地下1階にオープンした。昨年の期間限定出店での好評を受けて常設化したもので「高級感と親しみやすさ」をコンセプトに掲げ、通常の松屋とは一線を画したプレミアム商品を展開。牛丼チェーンが百貨店で高付加価値商品の提案に挑戦する取り組みとして、注目される。神戸牛を使用した「神戸牛牛めし」(1390円)や、肉を倍量にしたメニューも用意。国産黒毛和牛を使った「うまトマハンバーグ」、国産ブランド豚を使用した「雪国育ちの濃厚トンテキ」、高級仕様に仕上げた「創業ビーフRichカレー」など、銀座店限定の7商品を販売する。商品は木製のわっぱ容器や掛け紙を採用し、包装にも配慮。接客面でも専用研修を受けたスタッフを配置し、百貨店品質のおもてなしを提供する。
●お好み焼の「千房」が海外3ヵ国に急拡大
お好み焼・鉄板焼店「千房」を展開する千房ホールディングスは、26年5月から6月にかけて、米国、ベトナム、中国の3ヵ国で新店舗を相次いでオープンした。海外店舗数は、台湾の直営2店舗を含めて計11店舗に。各国のライフスタイルとニーズを熟知した現地パートナー企業との連携を強化しながら、日本の食文化であるお好み焼・鉄板焼の認知拡大を進める。米国ではロサンゼルス・トーランス地区の商業施設内フードコートに開業。お好み焼に加え、「和牛ステーキ」「ガーリックライス」など現地ニーズを意識したメニューを提供する。ベトナムではハノイ市の大型商業施設に出店。お好み焼や鉄板焼だけでなく、刺身、天ぷら、焼き鳥など幅広い日本食メニューを展開する。中国では、浙江省寧波市の大型複合施設に開業。寧波エリアでは2店舗目となり、たこ焼や串カツなど大阪らしい一品料理も充実させる。
●「油そば総本店」と「壱角家」の二刀流
ガーデンは「壱角家」と「油そば総本店」を併設する「二刀流ハイブリッド店舗」の展開を加速する方針を発表。1号店となる壱角家渋谷センター街店のリニューアルオープンから100日で、直営100店舗体制を実現する計画を打ち出した。「二刀流ハイブリッド」戦略は、既存の「壱角家」店舗に「油そば総本店」のメニューや看板を導入し、1店舗で2ブランドを展開するもの。壱角家を活用することで初期投資や固定費を抑えながら、短期間での出店拡大と収益性向上を図る。
●「とりいちず」がレトロ喫茶の新業態
Z世代を中心に支持されている激安居酒屋「とりいちず」などを展開するFSshakeが、渋谷駅ハチ公口近くに新業態のレトロ喫茶「喫茶 白煙珈琲店」をオープンした。フレンチプレスで抽出するコーヒーやレトロクリームソーダ、プリンアラモード、パフェなどを提供する。特徴は30種類の味わいパターンから選べる「オーダーブレンド珈琲」で、注文ごとに豆を挽いて抽出。店内はクラシックなインテリアを採用し、一人利用から作業、デートまで幅広いシーンに対応する。
●カフェチェーンで桃の夏商戦開始
「桃」メニューの夏商戦が今年もカフェチェーンで相次いでいる。スターバックスコーヒーは「ピーチ&ピーチ ミルク フラペチーノ」「チラックス ソーダ ピーチ」などを、ゴンチャはデザートティー「ピーチフルピーチ」を期間限定で販売。
●「てんや」の新業態 おにぎり天どん専門店
ロイヤルグループはJR御茶ノ水駅「エキュートエディション御茶ノ水」内に、てんやの新業態である、片手で食べられるおにぎり天どん専門店「おにどん」と、100%手づくりを掲げるクラフトバーガー専門店「JB’s TOKYO」を同時グランドオープンした。
●名古屋・栄地区に新ランドマーク誕生
名古屋・栄地区に「ザ・ランドマーク名古屋栄」が開業。栄駅直結地上41階・地下4階建ての大型複合施設で地下2階から地上4階は商業施設「HAERA」が入り、東海エリア初出店のブランドやミシュラン星付き店など多数の人気店が出店。
●ガストで創業時の復刻メニュー販売
すかいらーくレストランツ運営のガストで、1992年の創業当時に提供していた「初代和風さらだうどん」を約20年ぶりに期間限定で復刻販売。同品はサラダを楽しみながら食事の満足感がある「和風お食事サラダ」として人気を集めていた。
●シェーキーズが関西フェア初開催
ピザレストラン「シェーキーズ」は8月末までの期間限定で同ブランド初の「関西フェア」を開催。「牛すじとこんにゃくの煮込み+どろソース」「さわら西京焼き」「生八ッ橋」など、関西の食文化をテーマにしたアレンジピザを展開する。
●もんじゃ「こぼれや」マレーシア初進出
東京・月島発「月島もんじゃ こぼれや」を運営するeltaは、マレーシア・クアラルンプールに海外1号店をオープン。現地の食文化に配慮しポーク不使用のだしを採用した。同社ではもんじゃ文化の海外展開について大きな期待を寄せている。
●サンマルクカフェ ベーカリー子会社化
「サンマルクカフェ」などを展開するサンマルクHDは、ベーカリーカフェを運営するトラスパレンテの株式を100%取得し完全子会社化した。トラスパレンテは惣菜パンが人気で、サンマルクカフェの惣菜パンを強化したい狙いとみられる。
●セブンイレブンが本格紅茶を拡大
セブンイレブンは、専用マシンで茶葉から抽出する本格紅茶「セブンカフェ ティー」の販売を、関西エリアでは大阪に続く2府県目となる和歌山の一部店舗で開始。「セブンカフェ ティー」は23年から一部店舗で販売開始し、現在約3000店で展開している。
●「からやま」上尾店「たれとん」を併設
エバーアクションはからあげ定食専門店「からやま埼玉上尾店」にタレカツ食堂「たれとん」を併設し、複合型ハイブリッド店舗としての展開を開始。同社ではハイブリッド店舗は、「たれとん」を加速的に展開できる新たな成長モデルと位置づけている。
●「かきだ鮨」新店 神戸牛おかわり無料
ユニポテンシャルは、東京・丸の内に新店舗「かきだ鮨 丸の内本店」をオープン。「かきだ鮨」はコース料理の「高級鮨おかわり無料」が目玉になっているが、これに加え、同店では「将軍コース」(2万5000円税込み)で神戸牛のおかわり無料サービスを提供する。
●「世界の山ちゃん」ヤエチカに新店
名古屋発の居酒屋、“幻の手羽先”で知られる「世界の山ちゃん」が、東京駅直結の商業施設「ヤエチカ(八重洲地下街)」に新店舗を出店。東京駅近郊は初出店となり、ヤエチカ店は88店舗目。ヤエチカ店限定ランチメニューとして「幻の味噌煮込みうどん」などを販売する。
●かっぱ寿司全店で食べ放題時間拡大
「かっぱ寿司」は全店で実施している「食べ放題」の好評を受け、予約時間を拡大した。昼前の時間帯や遅い時間帯など、幅広い時間帯で利用が可能となる。同店の食べ放題システムは70分制でディナー時間は3890円(店舗によって4190円・各税込み)。
※記事は一部の固有名詞を省略














