キラリと光る名脇役:残す罪悪感減らし信頼獲得 食後の野菜スムージー無料サービス
●ダメ押しサービスで野菜価値を倍増
東京・吉祥寺の繁盛韓国料理店「サムギョプサルと韓国料理 TUTUMU38 吉祥寺店」の看板商品は、サムギョプサルとせいろ蒸しポッサム。
驚きなのは、付け合わせの野菜盛り合わせだ。約300g、10種類以上の圧巻のボリュームで提供する。これだけでも名脇役の名にふさわしいのだが、さらにダメ押しの一手として提案し、来店客の厚い信頼獲得につながっているのが、食べ残した野菜盛り合わせを活用したスムージーである。
「商品名はサムギョプサルやポッサムですが“実は野菜が主役”というサプライズが商品開発の狙い。食べきることができないほどの野菜を提供して、女性客に選ばれる店を目指しました」と伊藤圭一オーナーは語る。
その狙いは見事的中し、健康・美容に感度の高い女性客に人気の繁盛店になった。しかし、この施策にはデメリットも。「当然なのですが“廃棄ロス”が出てしまうことが、大きな課題でした」と伊藤オーナー。解決策として考えたのがスムージーに加工することだった。
ドリンクであれば、満腹でも飲むことはできる。サラダをドリンクにしてしまうというコペルニクス的な発想力に脱帽だ。
「味そのものへの感想よりも、食べ物を廃棄させずに済むことに対して喜ばれる声が多い」と伊藤オーナー。食べきれなかったときのフォローまで考え抜かれたシステムは、SDGsを学校で学習しているポストZ世代の価値観に欠かせないものになるのではないだろうか。
●店舗情報
「サムギョプサルと韓国料理 TUTUMU38 吉祥寺店」
所在地=東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-8 けやきビル地下1階















