アメリカには、コメで作った製品が多い。米国というのもうなずけるぐらいだ。その1つが、米乳。有機玄米、サフラワーオイル、ヒマワリオイル、キャノーラオイル、海塩で作られた米飲料だ。ラクトーゼ・フリー、コレステロール・フリー、人工甘味料フリー、保存料フリー。1カップにつき、120kcal、脂肪分は2.5g、炭水化物は24g。

　牛乳を使う料理が多いアメリカでは、牛乳や大豆にアレルギーの人にとって朗報の牛乳代用品だ。アセプティック包装で、シェルフ・タイムは1年。開封後は冷蔵する必要があるが、7～10日はもち、使い勝手がいい。ほぼ牛乳と同じぐらいの値段だ。

　コメが主食の日本人にとってはコメのとぎ汁を連想したりして、やや抵抗があるかもしれないが、意外に飲みやすく、あっさりした味。ややコメのにおいがするが、スープやキャセロールなど料理に使えば問題はない。そのまま飲んだり、シリアルにかけたり、スムージー、プリンなどのスイーツのほか、さまざまな料理に牛乳の代用として使える。

　米乳で作ったアイスクリームさながらのフローズン・デザートや、バニラ味やチョコレート味の米乳ドリンクも販売されている。ただし、米乳は、乳児用ミルクではないと注意書きされている。