ヨモギの風味さわやか　健康志向にもぴったりの“ざるらーめん”

　◆ヨモギの風味さわやか　健康志向にもぴったりの“ざるらーめん”

　「よもぎざるらーめん」は、ヨモギを練り込んだ麺をゆで上げて、氷水で冷たくしめ、和風だしの効いたつけだれで食べる、8番らーめんの夏の限定メニュー。ヨモギ独特の味と香りが生きている麺を、北海道厚岸郡散布産の昆布と魚節のだしが効いたたれで、ざるそば感覚で味わえる。

　同メニューが誕生したのは、1985年のこと。1975年から販売している夏の人気メニュー「ざるらーめん」（609円）の麺をベースに、ヨモギを練り込んだ。当時は2年ほどで販売が休止となったが、その後も「もう一度食べたい」という要望が多かったという。そして約20年ぶりとなる2006年に復刻発売をしたところ大好評となり、以来、夏季限定メニューとして定着している。

　麺に練り込むヨモギは、青森県津軽地方に自生している天然もので香りがよい。だが、麺自体にはクセがなく、ヨモギのさわやかな風味と、麺の緑色の涼しげな見た目が夏らしさを感じさせる。

　古くからヨモギには食欲増進の薬効もあるといわれており、夏バテの体にも優しいメニューである。

　●「8番らーめん」/経営=（株）ハチバン/本社所在地=石川県金沢市新神田1-12-18/事業内容=「8番らーめん」など国内157店舗、海外98店舗、その他（2010年5月現在）