味噌ラーメン特集:札幌ラーメンどさん子「味噌ラーメン」
●新生どさん子 味もリニューアル 懐かしさと新しさ同居
札幌味噌ラーメンを全国に広めた「札幌ラーメンどさん子」。新設した株式会社どさん子の新たなスタートとして、旗艦店となる「札幌どさん子ラーメン八重洲店」のリニューアルや「札幌どさん子ラーメン東陽町店」を新規出店。併せて味噌ラーメンの味もリニューアルした。
時代に合わせて味の微調整を続けているが、今回も常に心掛けている「どこか懐かしい味」を踏襲しながらも現代風の締まった味へと進化させた。
味の決め手となるのは北海道産の赤味噌に複数のスパイスを調合した秘伝の味噌。これを各店舗でだしと合わせてインパクトのあるスープを作り上げる。
麺はスープが絡みやすい中太麺で150gとボリュームもしっかり。具材のコーンを一粒残さず食べられるよう「穴開きレンゲ」が添えられる。
看板商品の味噌ラーメンの上位メニューとして「熟成味噌ラーメン」(780円)を開発。こちらは定番のピリッとした味噌ラーメンとは異なる、まろやかでコク深い味わいが特徴。
こちらもリニューアルした「野菜餃子」(5個280円)はニンニク不使用なので、食後の臭いを気にせず食べることができると好評だ。
トッピングはバター100円など8種類。セットメニューはランチタイム限定でギョウザ3個&半ライスを200円など。
その他のメニューは「中華そば(醤油)」や「塩ラーメン」(各680円)。またフランチャイズ店では店ごとの裁量により、メニューを拡充している。
●店舗情報
「札幌ラーメンどさん子」/経営=どさん子/本社所在地=東京都千代田区神田和泉町1番地3-4/電話03・5835・4111/開業=1961年/標準営業時間=午前11時~午後9時、不定休/標準坪数・席数=30坪・50席/客単価=700円/店舗数=347店(2013年8月現在直営・FCを含む)
1961年、創業者が墨田区に「餃子飯店・つたや」を開店。1967年より「札幌ラーメンどさん子」のチェーン展開を開始。以来50年余り、受け継いできた伝統の「味噌ラーメン」にこだわり、最盛期には1200店ものフランチャイズ網を全国に築き上げた。12年10月に親会社のホッコクから分社独立して「どさん子」を設立。事業の立て直しとともに新たなスタートを切った。