帰ってきた飲食店のための血液型講座(61)B型、好い女、良い男編

2014.11.03 428号 13面

 世界は、恋に満ちている。

 だから、出会いと別れがある。

 今回はB型、どんな恋が待っているのだろうか……。

 と思っていたら、誰かがすごい勢いで、すぐそばを走り抜けていった。

 エッ、あれB子ちゃんじゃないの?

 オーィ、B子ちゃ~ん、なにそんなに急いでンの?

 もう見えなくなってしまった。

 B型は夢中になると、思いが一点に集中、まわりが見えなくなってしまう。

 恋愛でも、仕事でも、日常生活ですら、適当なところで手を打つ器用さはない。

 「この人好き!」と思えば積極的に自分からアプローチ。

 恋愛中は、相手の男性を大切にし、献身的に尽くしまくる。

 だが、ここからB型特有の怖~い局面に。

 B型は、“熱しやすくて、冷めやすい”

 だから、ある日その男に興味がなくなると、うそのように冷めてしまう。

 あの日♪、あの時♪、“愛してる、愛してる”と僕を抱きしめてくれたのに……。

 その同じヒトが、今日はなんて冷たい冷血女に変身じゃ。

 トホホ……な結論になりやすいのが、B型女性との恋愛パターン。

 女と男、偶然に出会う2人。

 えっ、お互い料理が大好き。

 同じ趣味の2人、これがB型同士なら一気に意気投合。

 急接近じゃー!

 フランベの炎のように、燃え上がる2人。

 じゃが、男はイタリアン、女は和食が趣味。

 2人の方向が微妙に違う。

 最初は、イタリアンと和食の融合じゃ……。

 なんて熱中していても、そのうちに、お互いの方向の微妙な違いが気になりだす。

 B型女は、ミネストローネ風なそうめん流しを用意。

 “行くわよ~”と上からそうめんを流しても……男の反応なし。

 一方、男はブイヤベース風な、きりたんぽ鍋、イカスミ入りを用意。

 女は“こんなの和食じゃない!”と意見対立。

 (それ、ゲテモノ料理だヨ!)

 口げんかに発展し、そのうちお互い無視。

 沈黙が支配。

 B型男は頑固で理屈屋、関心ないことに全く無頓着。

 B型男は、もともと少し冷たい。

 言い訳も言わない。

 だが、浮気も滅多にしない。

 そのうち、「あ~ぁ、このヒトはこういうヒトなンだ……」とお互いに割り切る。

 だから、恋は冷めても、お互いに無干渉。

 このB型カップルは、別々に好きなことをやって共存する。

 不思議な、共存カップルの誕生じゃ!

 やっぱり……B型じゃ~ネ。

 (血液型研究所主幹 エービー海老尾)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: カスミ