帰ってきた飲食店のための血液型講座(61)B型、好い女、良い男編
世界は、恋に満ちている。
だから、出会いと別れがある。
今回はB型、どんな恋が待っているのだろうか……。
と思っていたら、誰かがすごい勢いで、すぐそばを走り抜けていった。
エッ、あれB子ちゃんじゃないの?
オーィ、B子ちゃ~ん、なにそんなに急いでンの?
もう見えなくなってしまった。
B型は夢中になると、思いが一点に集中、まわりが見えなくなってしまう。
恋愛でも、仕事でも、日常生活ですら、適当なところで手を打つ器用さはない。
「この人好き!」と思えば積極的に自分からアプローチ。
恋愛中は、相手の男性を大切にし、献身的に尽くしまくる。
だが、ここからB型特有の怖~い局面に。
B型は、“熱しやすくて、冷めやすい”
だから、ある日その男に興味がなくなると、うそのように冷めてしまう。
あの日♪、あの時♪、“愛してる、愛してる”と僕を抱きしめてくれたのに……。
その同じヒトが、今日はなんて冷たい冷血女に変身じゃ。
トホホ……な結論になりやすいのが、B型女性との恋愛パターン。
女と男、偶然に出会う2人。
えっ、お互い料理が大好き。
同じ趣味の2人、これがB型同士なら一気に意気投合。
急接近じゃー!
フランベの炎のように、燃え上がる2人。
じゃが、男はイタリアン、女は和食が趣味。
2人の方向が微妙に違う。
最初は、イタリアンと和食の融合じゃ……。
なんて熱中していても、そのうちに、お互いの方向の微妙な違いが気になりだす。
B型女は、ミネストローネ風なそうめん流しを用意。
“行くわよ~”と上からそうめんを流しても……男の反応なし。
一方、男はブイヤベース風な、きりたんぽ鍋、イカスミ入りを用意。
女は“こんなの和食じゃない!”と意見対立。
(それ、ゲテモノ料理だヨ!)
口げんかに発展し、そのうちお互い無視。
沈黙が支配。
B型男は頑固で理屈屋、関心ないことに全く無頓着。
B型男は、もともと少し冷たい。
言い訳も言わない。
だが、浮気も滅多にしない。
そのうち、「あ~ぁ、このヒトはこういうヒトなンだ……」とお互いに割り切る。
だから、恋は冷めても、お互いに無干渉。
このB型カップルは、別々に好きなことをやって共存する。
不思議な、共存カップルの誕生じゃ!
やっぱり……B型じゃ~ネ。
(血液型研究所主幹 エービー海老尾)