第26回外食産業貢献賞:事業者部門=モスフードサービス 「モスバーガー」
日本発のFFとして創業50周年 ライスバーガーなど画期的商品開発
●ブランド紹介
モスバーガーは1972年、東京都板橋区成増に1号店をオープン。日本発祥のファストフードチェーンとして2022年に創業50周年を迎えた。「HDC(ホスピタリティ、デリシャス、クレンリネス)」を合言葉に、ブランド価値を磨き続けてきた。「国産生野菜」など国産食材へのこだわりや、お客さまから注文を受けてから調理を始める「アフターオーダー方式」など、大手ファストフードチェーンとは一線を画した取り組みにより高い支持を得ている。
●受賞理由
1973年の「テリヤキバーガー」、87年の「モスライスバーガー」など、その後、ファストフードの定番となる商品を開発。「モスライスバーガー」は、日本人の主食であるコメをバンズの代わりにした画期的な商品であり、国産米の消費拡大に貢献するSDGsのはしりともいえる商品だ。2015年開催のミラノ万博に出店し、「ライスバーガー」のおいしさを世界に知らしめた。近年はフードダイバーシティへの取り組みとしてプラントベースフードの展開にも注力している。
●会社概要
モスフードサービス
本社/東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 4階
モスフードサービスは、SDGsを積極的に推進。17の目標と共にオリジナルの目標として「心のやすらぎ、ほのぼのとした暖かさ」を加えている。また、経営理念の「人間貢献・社会貢献」の具現化として障がい者雇用を推進。20年からは外出困難な障がいを持った人への雇用機会および社会参画機会創出のために分身ロボットの実験導入も行っている。モスバーガーの店舗数は国内1,253店、海外448店(22年6月末時点)。