3大コンビニIDレシートデータから見る売れ筋商品ランキング 麺類編(2023年5月調査)
IDレシートデータから日本食糧新聞社が加工した3大コンビニの売れ筋商品情報を毎号ピックアップ。今号は2023年5月1日~31日の期間における「麺類」の男女別売上げランキングをご紹介。
ランキング表作成:日本食糧新聞社・新製品事業部/データ提供:フェリカネットワークス社
5月のデータだが、各社のランキングを見ると冷たい麺が上位20位中約半数を占めている。
男性に人気だったのは「ざるそば」で、セブンイレブンとローソンは1位、ファミリーマートは2位だった。女性は「とろろそば」が人気で、ファミリーマート、ローソンで1位となっている。
暑くなる季節が近づくと食べたくなる「冷やし中華」もミニサイズや、多種具材の使用、たれの種類など、各社種類豊富に展開しており、セブンイレブン女性1位は「7種具材のミニ冷し中華」だった。
「冷製パスタ」は女性に人気で、男性よりも順位が高い。さっぱりとしたトマト味や、「冷たいパスタ蒸し鶏のゆず胡椒ぽん酢」(ファミリーマート)、「うるもち!お出汁で食べるたらこの冷製生パスタ」(ローソン)のような和風味など、各社の今後の商品展開が気になるところだ。
また「ざるらーめん」「ビビン冷麺」「盛岡冷麺」「手延素麺」など、冷たい麺のバリエーションが年々増えており、夏本番に向けて商品の盛り上がりが楽しみだ。
○IDレシートデータ=約3万人の生活者から集まる買い物レシートを、フェリカネットワークス社が200チェーン、325万商品の独自マスタによって解析した流通横断の購買データベース
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◆セブンイレブン
○男性1位・後継品 「香りとのど越しざるそば」 410.4円(税込み)/341kcal
さすがの本格感
「コンビニの味もここまで来たか!」と定評のあるセブンのそば。そばの香りが◎。ざるそば商品では欠かせなかったほぐし水が技術革新で不要になり、そのまま簡単すぐに食べられるのがうれしい。
○女性1位・後継品 「夏の涼みミニ冷し中華」 399.6円(税込み)/292kcal
本格中華店超え!
軽く食べきれるこのサイズ感が秀逸で、その点だけでも本格中華店の冷やし中華を超える魅力あり。酸味の利かせ具合が穏やかでほどよく、ツルツルとした麺ののど越しも申し分なし。
◆ローソン
○男性1位 「ざるそば」 430円(税込み)/374kcal
ニッポンのそば店の味
どっさりふわっと無造作に盛ったかのようなそばのビジュアルが、町のそば店のざるそばを想起させて食欲をそそる。そばにほんのりと甘さも感じられ、文句なしのニッポンのざるそば。
○女性1位 「とろろそば」 538円(税込み)/336kcal
ゆるりとなじむ
とろろは45g。サラッとしたゆるめのとろろはあっさりとしていてクセがなく、そばになじんでするすると食べられる。四角いフォルムの容器とシンプルな「とろろそば」の商品表記が妙に格調高い。
◆ファミリーマート
○男性1位 「ベーコンときのこの醤油スパゲティ」 398円(税込み)/460kcal
一気に食べちゃう
「パスタが食べたいけど何味にするか迷う」というときの最適解と言っていいほどの、誰もが好みそうな好感の持てる味わい。ベーコンのコクとキノコのアクセントもよく、一気に食べきる魅力あり。
○女性1位・後継品 「石臼挽きそば粉使用冷しとろろそば」 510円(税込み)/308kcal
とろろの力強さ!
とろろは50g。ローソンのとろろよりも粘度があり、山芋の力強い風味と食感がしっかりと味わえる。細めのそばの口当りが心地よく、白ネギのシャキシャキとした食感がいい仕事をしている。
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個数%=コンビニ各社の全商品購入総数(男女別)を100%としたときの割合
ユーザー率(%)=コンビニ各社の購入者の総人数(男女合計)を100%としたときの割合
※販売終了、リニューアル等、現在の販売状況は定かではありません。
※価格、カロリーは編集部が購入した商品表記の情報です。販売終了の商品については、後継と想定される商品を購入。