キラリと光る名脇役:店の味詰め込んだ人気の“別腹” 中が見えず掘り出す楽しみも

2024.04.01 542号 12面
「ノスタルジック和パフェ」 1,200円(税込み) 素朴な陶器のマグカップで登場。アイスの内容は随時変わる

「ノスタルジック和パフェ」 1,200円(税込み) 素朴な陶器のマグカップで登場。アイスの内容は随時変わる

 2000年にオープンした「Cafe婆沙羅 かえる堂」は、子連れのファミリーから90代の高齢者まで幅広い客層に愛される店。食事メニューが充実しておりランチ需要が高いが、食後の“別腹”として女性に人気なのが「ノスタルジック和パフェ」である。

 登場するのは、和の食材がたっぷりの迫力ある一品。抹茶や黒糖きな粉、バニラの3段重ねのアイスに、抹茶ゼリーや白玉だんご、あわ麩、よもぎ麩、小豆あんなどをプラス。焼きバナナや黄桃などのフルーツもトッピングし、食べ応えも抜群だ。最後に飾る揚げたサツマイモも、和の雰囲気を演出するアクセントになっている。

 パフェの中には、店内で炊いた金時豆も入っているが、実はこの食材が和パフェの誕生につながったとか。同店の人気メニューには、10種類の料理を少しずつ楽しめる「田舎御膳」があり、金時豆も提供する。「これを他にも使いたいと、パフェを発案。麩と小豆あん以外はすべて手作りで、店にあるものを詰め込んだ感じです」と、代表の富島雄子さん。

 容器は陶器のマグカップ。「ガラスより陶器が好きなので使っているだけで、特別な狙いはない」というが、中が見えないからこそ「何が出てくる?」と掘っていく楽しみがあるのも魅力が大きい。

 ●店舗情報

 「Cafe婆沙羅 かえる堂」

 所在地=大阪市西区堀江2-2-24

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