長野・山梨地区夏季特集2024
猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆長野・山梨地区夏季特集:地域市場に転換期 観光需要戻るも漂う停滞感
総合 2024.08.19猛暑が連日続く今夏の長野・山梨両県。高騰・高止まりが続く原材料費、物流の2024年問題が現実化した物流難、物価高による節約志向など、地域の食品業界の背筋は寒くなる一方だ。 インバウンドを含めた観光需要が活発に推移するなど、本格化した「コロナ後」にに…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:小売流通=大型商業施設 25年相次ぎ開業
小売 2024.08.19●商圏図塗り替わるか 人口減少を背景に、市場規模の縮小が続く長野、山梨両県の食品マーケット。SMは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元チェーンが盤石の基盤を誇るが、生鮮や惣菜も含め食品販売を強化するドラッグストア(DgS)、ディスカウントストア(DS)…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:地域卸=進む再編、競争次のステージ
卸・商社 2024.08.19市場規模の縮小、ナショナルチェーンの攻勢と連動したナショナル卸の台頭などが重なり、激しい競合を戦う甲信エリアの地域卸。コロナ禍で大きなダメージを負った外食、宿泊・観光関連などは順調に需要回復が進み、量販向けの売上げも商品価格の値上げで上向いているが、…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:食品関連企業動向 足踏み続く景況感
総合 2024.08.19本紙は長野、山梨の両県に本社や拠点を置く食品関連の製造業、卸売業、小売業、外食業など約120社を対象にアンケート調査を実施。今年上期の業況や値上げ・価格改定の実施状況、「アフターコロナ」に向けた対策、戦略などを聞いた。調査期間は7月1~31日、延べ4…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:農産加工=需要回復に原料不安のジレンマ
農産加工 2024.08.19自然豊かな甲信エリアは、野菜や果実などの宝庫。長野県はエノキ茸や本わさび、山梨県はブドウ、桃などが日本一の生産を誇る。これら農産物を主な原料に、地域の農産加工業は地域経済をリードしてきた。現在では日本ワインやなめ茸、こうや豆腐など、加工品の分野でも国…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:信州味噌・醤油=足元整え立ち位置死守
味噌・醤油 2024.08.19「信州味噌」の地元、長野県は、トップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を…続きを読む
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長野・山梨地区夏季特集:信州そば・乾麺=進む高付加価値化 そば粉は高止まり
小麦加工 2024.08.19そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。 中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40…続きを読む