こうや豆腐特集2025
こうや豆腐は、精進料理の「疑似肉」として広まり、約800年の歴史を持つ。現在は家庭の乾物食品として親しまれている。しかし、食の多様化や簡便志向の影響で需要は減少し、製造量は20年で4割以上減った。こうした中、メーカー各社は健康機能とメニュー提案の両面から需要喚起に挑む。全凍連は「フレイル」予防効果を紹介するフォーラムを開催し、レシピコンテストではパンとの組み合わせで新たな魅力を発信している。
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◆こうや豆腐特集:健康機能と新用途訴求 消費喚起、浮上目指す
農産乾物 特集 2025.10.29およそ800年の歴史を持つ伝統食品、こうや豆腐。精進料理の「疑似肉」食材などとして全国に広がり、現在は主に家庭の乾物食品として親しまれている。ただ、食の多様化や調理の簡便志向などを背景に、需要基盤は沈下傾向が続く。こうや豆腐の製造量はこの20年で4割…続きを読む
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こうや豆腐特集:製造動向=25年1~8月横ばい 値頃感再評価されたか
農産乾物 特集 2025.10.29こうや豆腐は、90%以上が長野県で製造されている信州の特産品。長野県凍豆腐工業協同組合のまとめによると、会員である主要メーカー5社の25年1~8月の原料大豆使用量(こうや豆腐用)は9158t、歩留まり率45%で試算した推計製造量は4121tで、前年同…続きを読む
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こうや豆腐特集:全凍連「健康フォーラム」開催 “フレイル”予防に
農産乾物 特集 2025.10.29「フレイル予防には、タンパク質豊富なこうや豆腐が最適」。全凍連が9月25日に大阪市で開いた「こうや豆腐健康フォーラム」で、医師・作家の鎌田實氏はこう解説した。 「フレイル」について鎌田氏は、「健康と要介護・要支援の間にある状態で、日本人の約280万…続きを読む
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こうや豆腐特集:「パンレシピ」提案 メニュー拡大に手応え
農産乾物 特集 2025.10.29こうや豆腐普及委員会(木下博隆委員長・旭松食品社長)は7月1日から9月15日にかけて、「#夏もこうや豆腐でパンレシピコンテスト」を行った。写真共有型SNSを通じて一般ユーザーに呼び掛け、「『アイデア』レシピ」(農林水産省大臣官房長賞)、「『栄養バラン…続きを読む
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こうや豆腐特集:旭松食品 汎用・健康性アピール
農産乾物 特集 2025.10.29旭松食品はこうや豆腐の汎用性と健康性を訴求し、主に若年層や子どもをターゲットに据えた各施策を推進する。年末の最需要期に向け、11月下旬から関西エリアでTVCMを放映。タレントの堀くるみを起用し、若い世代向けにレンジで簡単に調理できる簡便性をアピールす…続きを読む
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こうや豆腐特集:みすずコーポレーション 「ひとくちさん」堅調
農産乾物 特集 2025.10.29みすずコーポレーションのこうや豆腐カテゴリーは、主力の小カットタイプ「みすず豆腐ひとくちさん」を中心に堅調だ。価格改定の影響もあって出荷量ベースはマイナスだが、売上げはプラスで推移。今秋冬期も、販売強化でラインアップ全体の底上げを図る。 これまで主…続きを読む
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こうや豆腐特集:信濃雪 給食で「安さ」再評価
農産乾物 特集 2025.10.29業務用製品を中心に展開する信濃雪。受注は前年並みだが、「学校給食が忙しい。食材の値上げが相次ぐ中で、ほかよりまだ安いこうや豆腐のコストメリットが評価され、採用につながっているのでは」(松島晴実社長)。生協など一般市場向けも、堅調を維持している。 一…続きを読む











