食肉・食肉加工品特集

乳肉・油脂 2019.11.23
食肉・食肉加工品特集

 食肉加工品業界を取り巻く環境は厳しく、量販店においては定番商品中心の展開が続いており、新商品の導入が難しくなっている。ハム・ソーセージについては、既存主力商品のシェア争いが激しく、単価が下げ止まり傾向となっている。
 また、物流コスト・人件費増などの経費負担が大きくなり、収益性が悪化している。その一方で、簡便ニーズが高まる中、ハンバーグや惣菜類などの調理加工品は、伸長傾向にある。
 18年は前年同様その他ハムに分類されるサラダチキンの大幅伸長により、ロースハムの落ち込み分をカバーし、18年(1~12月)の生産数量は前年比80t増の55万4342tとわずかに前年を上回った。PB商品は若干縮小傾向となったが、差別化商品として、小売側からの要請が高まっている、留め型商品の開発強化がさらに進んだ。
 19年上期はベーコン類が微増となっているが、主力のハム類・ソーセージ類が、前年割れとなっており、下期も苦戦が続きそうだ。現状、弁当・即食・簡便商品としてのハム・ソーセージの需要は底堅いが、大幅な伸長は望みがたく、新商品については、伸長カテゴリーである調理加工品を中心に開発を進めており、メーカー各社は調理加工品のラインアップ拡大を図る方針を打ち出している。(廣瀬嘉一)