チョコレート特集
チョコレートが需要期を迎えた。18年7月の酷暑から一転、19年は7月に限り冷夏となり、各社の単月業績は大幅に増加し「貯金」することができた。一方、8月以降は昨年同様に気温が上昇。残暑も長引き、各社7月の「貯金」を使いながら気温の低下を待った。10月中旬以降やっと気温も下がり、チョコレート商戦は「スロースタート」を切った。17年まで5年連続で伸長した菓子市場も18年、これまで市場をけん引してきた商品の伸びに鈍化傾向が見られるようになり、踊り場となった。19年の菓子市場は、チョコレートが復調に転じるなど明るい話題も多い。19年成長基調に転じさせる、メーカー戦略をまとめた。(青柳英明)
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◆チョコレート特集:チョコレート商戦スロースタート 7月低温の「貯金」で上期…
菓子 2019.10.28チョコレートが需要期を迎えた。18年7月の酷暑から一転、19年は7月に限り冷夏となり、各社の単月業績は大幅に増加し「貯金」することができた。一方、8月以降は昨年同様に気温が上昇。残暑も長引き、各社7月の「貯金」を使いながら気温の低下を待った。10月中…続きを読む
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チョコレート特集:明治 健康志向商品「チョコレート効果」「オリゴスマート」が…
菓子 2019.10.28明治のチョコレートカテゴリーの今期(4~9月)の実績は好調に推移した。健康志向チョコの「チョコレート効果」が好調に推移し、今年から展開を開始した「オリゴスマート」の売上げがプラスオンになったことが寄与した。スタンダードチョコレート群も前年実績を上回っ…続きを読む
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チョコレート特集:ロッテ 上期4%増で推移 ブランドコラボを加速
菓子 2019.10.28ロッテの今期チョコレートカテゴリーの実績(4~9月)は、カテゴリートータルで前年比4%増と好調に推移した。7月の低温による需要増や企業内ブランドコラボによりチョコ菓子の増収が貢献した。ブランド別では、「ガーナ」ブランドが前年並みで推移。「トッポ」は、…続きを読む
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チョコレート特集:森永製菓 「カレ・ド・ショコラ」、ハイカカオ2品が好調
菓子 2019.10.28森永製菓の今期(4~9月)チョコレートカテゴリー実績は、前年比微減で推移した。ブランド別概況は、「ダース」は若干苦戦した。「カレ・ド・ショコラ」は、ハイカカオ2品がけん引し、好調に推移した。「チョコボール」は、「大玉チョコボール」の好調が寄与し、前年…続きを読む
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チョコレート特集:六甲バター 「リンドール」シリーズ前年比34%増
菓子 2019.10.28【関西】六甲バター・チョコレート部門の1~8月売上高は前年比17%増と好調に推移した。中でも同社が輸入販売権を持つスイス・リンツチョコレートの「リンドール」は、昨年一部休売していた反動もあって部門をけん引した。「エクセレンス・ハイカカオ」は、ハイカカ…続きを読む
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チョコレート特集:ブルボン 主力の板チョコ活性化 一口タイプにも注力
菓子 2019.10.28ブルボンの今上期チョコレート部門は、ファミリーサイズやカップスナックが好調だ。下期は、主力板チョコレート群のさらなる活性化と、伸長カテゴリーの袋入り一口タイプチョコレートにも注力していく。 上期の市場は、夏場まで好調に推移していたが、残暑の影響もあ…続きを読む
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チョコレート特集:芥川製菓 ハイブランド「ホリオス」シリーズを展開
菓子 2019.10.28芥川製菓の20年のバレンタイン商品は、チョコレート専業メーカーならではの味へのこだわりとラッピングの美しさを多彩なバレンタインギフトで訴求する。また、チョコレート本来のおいしさにこだわったハイブランドライン「ホリオス」シリーズを展開する。さらには、ボ…続きを読む
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チョコレート特集:不二家 「ルック」のさらなる強化・拡大に挑戦
菓子 2019.10.28不二家の19年秋季商品戦略は、「カントリーマアム」「ホームパイ」「ルック」「ミルキー」などの主力ブランドのさらなる強化と拡大に挑戦する。主力商品の継続的な改善に加え、健康・グルメ志向への対応を継続。 チョコレートの「ルック」は、カカオ豆のロースト条…続きを読む
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チョコレート特集:江崎グリコ 機能性表示食品など健康チョコ拡大
菓子 2019.10.28江崎グリコの19年秋季商品戦略は、(1)「ポッキー」「プリッツ」の復活(2)健康チョコレートさらなる拡大(3)「神戸ローストショコラ」の拡販(4)好調の土産専用商品の成長--に挑戦する。 健康チョコレートのさらなる拡大では、質の高い睡眠をサポートす…続きを読む
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チョコレート特集:ネスレ日本 「キットカット」大袋タイプ、紙パッケージに変更
菓子 2019.10.28ネスレ日本コンフェクショナリー事業は19年秋季、革新的な商品を市場に投入し、チョコレート市場全体の活性化につなげる取組みを継続して行う。グローバル企業の強みを生かした革新的な商品を起爆剤とし、市場全体の継続的成長につなげる。さらに、プラスチックごみの…続きを読む
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チョコレート特集:フルタ製菓 「チョコエッグ」20周年、アナと雪の女王2を発…
菓子 2019.10.28【関西】フルタ製菓の19年4~9月(上期)チョコレートカテゴリー売上高は、前年比約4%増と好調だが「通年目標は10%増であり、満足いく数字ではない」(担当者)とする。 上期好調だったものは「チョコエッグ」で7~8%増。5月20日発売の「チョコエッグ…続きを読む
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チョコレート特集:ギンビス 「しみチョココーン」、パックマンコラボで伸長
菓子 2019.10.28ギンビスの今期(1~9月)実績は好調に推移している。「しみチョココーン」がパックマンとのコラボレーション商品の好調がけん引し大幅に伸長した。そのほか、「たべっ子どうぶつ」「アスパラガス」なども好調に推移した。 19年秋冬期新商品は、20年の創業90…続きを読む
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チョコレート特集:名糖産業 定番・新ジャンル商品を投入
菓子 2019.10.28【中部】名糖産業の前期(19年3月期)チョコレート部門売上げは前年並みで着地した。主力の大袋チョコ「アルファベットチョコレート」シリーズがほぼ前年並みに推移したことが要因。また、全社的には受託部門が増えたことで、減少を補った。 今期(4~9月)は前…続きを読む
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チョコレート特集:有楽製菓 顧客接点拡大へ、女性層獲得に向けマーケティング
菓子 2019.10.28有楽製菓の19年7月期業績は、111億2000万円で着地した。前年実績から減収となったが、「ブラックサンダー」を中心に前年度の生産キャパシティーがタイトになっていたことから、期初の計画を減収予算としていたため。これは、120億円を達成した18年7月期…続きを読む
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チョコレート特集:マース ジャパン リミテッド 「ダブ」日本市場に導入、滑り…
菓子 2019.10.28マース ジャパン リミテッドの今期チョコレートカテゴリーの業績は、軟調に推移している。今期商品・マーケティング施策は、8月に世界20ヵ国で展開する、チョコレートブランド「ダブ」を日本市場に導入した。半熟のクランベリーを丸ごとチョコレートで包んだ「ダブ…続きを読む