スパイス特集
●中国産唐辛子など高騰懸念
スパイス市場は家庭用が10年連続して成長を続けている。業務・加工用はコショウなど主要スパイスが安定した価格を形成していることで市場は安定している。これまで家庭用はメニュー用シーズニングスパイスが発売以降、市場の拡大をけん引してきた。現在は伸びは鈍化しているものの、練りスパイスが最近の市場をけん引している。生鮮代替需要を捉えた「ショウガ」や「ニンニク」などの大容量タイプに加え、青ジソやネギ塩などのバラエティー化も市場拡大に貢献、今後もスパイス市場は拡大が見込まれる。中国産のガーリックや唐辛子、ショウガなどの高騰気配が伝えられるがスパイス業界は全体として今後も成長が見込まれる。(高木義徳)
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◆スパイス特集:高まるスパイスの存在感 家庭用は10年連続成長
調味 2020.01.22●中国産唐辛子など高騰懸念 スパイス市場は家庭用が10年連続して成長を続けている。業務・加工用はコショウなど主要スパイスが安定した価格を形成していることで市場は安定している。これまで家庭用はメニュー用シーズニングスパイスが発売以降、市場の拡大をけん引し…続きを読む
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スパイス特集:家庭用=環境変化に適合した商品投入し市場拡大
調味 2020.01.22●長期成長に期待 家庭用スパイス(洋風、練り、液体、粉体のトータル)は好調な推移を続け、11月の直近1年間で前年比2.3%増と拡大傾向が続いている。過去10年間を振り返ってみると、08年以降の市場は毎年拡大を続けている。直近1年間では590億円規模と0…続きを読む
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スパイス特集:業務・加工用=少量多品種への対応進む 「しび辛」ブームは安定へ
調味 2020.01.22業務・加工用の分野では主力となるコショウなどのスパイス原料が安定した価格を形成していることに加え、「しび辛」ブームで花椒やサンショウの需要が高まったことが加わり全体として堅調な推移が続いている。しかし19年は中国産ガーリックの価格上昇に加え、中国産唐辛…続きを読む
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スパイス特集:原料事情=中国産唐辛子など高値に カルダモン、過去最大の上昇
調味 2020.01.22現在のスパイス原料相場はコショウやターメリック、ナツメグなどは安定した相場を形成している。洋風スパイスではグアテマラ産カルダモンとイラン産クミンシードが高騰している。特にグアテマラ産カルダモンは過去最大の相場上昇となりり、良質な原料を求める日本向けは…続きを読む
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スパイス特集:アケボノ食品 塩漬け「グリーンペッパー」発売
調味 2020.01.22●本場・インド産使用で差別化 アケボノ食品は昨年秋にインド産コショウをヒマラヤ岩塩で塩漬けした「グリーンペッパー」を発売した(瓶入りタイプ38g、税抜き520円)。コショウの塩漬けは多くの香辛料メーカーが発売しているが、その多くはカンボジア産が多い…続きを読む