スパイス特集

調味 2020.01.22
スパイス特集

 ●中国産唐辛子など高騰懸念
 スパイス市場は家庭用が10年連続して成長を続けている。業務・加工用はコショウなど主要スパイスが安定した価格を形成していることで市場は安定している。これまで家庭用はメニュー用シーズニングスパイスが発売以降、市場の拡大をけん引してきた。現在は伸びは鈍化しているものの、練りスパイスが最近の市場をけん引している。生鮮代替需要を捉えた「ショウガ」や「ニンニク」などの大容量タイプに加え、青ジソやネギ塩などのバラエティー化も市場拡大に貢献、今後もスパイス市場は拡大が見込まれる。中国産のガーリックや唐辛子、ショウガなどの高騰気配が伝えられるがスパイス業界は全体として今後も成長が見込まれる。(高木義徳)