こうや豆腐特集
伝統的な乾物食材のこうや豆腐。ここ数年は高タンパクで低脂質な特性、豊富なレジスタントタンパク質による健康機能性などが認知度を高め、健康志向の新たなユーザー層を開拓している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で内食化が強まった3月以降は、高い保存性も武器に売上げを伸ばした。家庭内ストックが一回りしたとみられる5月からは反動減に転じているが、「機能性訴求の継続やメニュー、用途の提案強化で、こうや豆腐の新しい価値をさらに高め、消費拡大を目指す」(こうや豆腐普及委員会・木下博隆委員長)構えだ。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆こうや豆腐特集:伝統に新たな価値を重ね、機能性訴求で消費拡大
農産加工 2020.07.03伝統的な乾物食材のこうや豆腐。ここ数年は高タンパクで低脂質な特性、豊富なレジスタントタンパク質による健康機能性などが認知度を高め、健康志向の新たなユーザー層を開拓している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で内食化が強まった3月以降は、高い保存…続きを読む
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こうや豆腐特集:エビデンス確立が消費活性化の鍵 新規層へ「粉豆腐」
農産加工 2020.07.03こうや豆腐メーカーでつくる、こうや豆腐普及委員会はこれまで、こうや豆腐のさまざまな機能性とそのエビデンスを発表してきた。レジスタントタンパク質の働きによる脂質代謝の促進や血中コレステロールの調整機能、こうや豆腐の継続摂取が褥瘡(じょくそう)の治癒を促…続きを読む
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こうや豆腐特集:輸入大豆相場 やや落ち着きも今後は上昇気配
農産加工 2020.07.03輸入大豆の相場は、一時の高騰が落ち着き4月以降は安定感もうかがえる。20年のシカゴ先物相場は、1月初旬に1ブッシェル(容量35L、約27.2kg)当たり約9.6ドルでスタートしたが、3月半ばには8.2ドル程度まで下がり、6月は8ドル半ばから後半で推移…続きを読む
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こうや豆腐特集:11月3日は「高野豆腐の日」 全凍連が制定
農産加工 2020.07.03全国凍豆腐工業協同組合連合会(会長=木下博隆・旭松食品社長)は3月、毎年11月3日を「高野豆腐の日」に制定した。「和食を代表するこうや豆腐を通じて、日本の食文化の伝承とすばらしさの再発見を」(同連合会)と願い、年内残り58(コウヤ)日となる「文化の日…続きを読む
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こうや豆腐特集:旭松食品 フレイル対策訴求 グローバルGAP認証大豆に切り替…
農産加工 2020.07.03【関西】旭松食品の20年3月期こうや豆腐売上高は前年比3%減。前年のTV番組効果の反動で下期は苦戦したが、上期の貯金が寄与した。2月下旬以降のコロナ禍特需もあった。 4月は家庭用が大幅増、業務用は給食・中食分野を中心に苦戦した。今期は、巣ごもり生活…続きを読む
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こうや豆腐特集:みすずコーポレーション メディア効果で家庭用堅調
農産加工 2020.07.03みすずコーポレーションの20年3月期決算のこうや豆腐カテゴリー実績は、前期より売上げ、出荷量とも微増で着地。家庭用比率が高いことから、こうや豆腐の機能性などが各種メディアで取り上げられた効果で、「消費者の購買点数が上がった」(マーケティング部)。TV…続きを読む
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こうや豆腐特集:登喜和冷凍食品 極小サイズ商品を新発売 戻し不要
農産加工 2020.07.03「簡便化や健康志向、和食の再評価といった消費者の意識の範疇(はんちゅう)にこうや豆腐はとらえられていると感じる。今後は、新たな用途提案が必要」(登内英雄社長) 登喜和冷凍食品の今期は、8.5mm×5mmの極小サイズにカットした「細かくきざんだこうや…続きを読む
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こうや豆腐特集:信濃雪 コロナ禍、学校給食中断など響く
農産加工 2020.07.03業務用の比率が高い信濃雪。「学校給食などの中断が響いている。観光のストップで土産物関連が動かないのも痛手」(木下龍夫社長)。機能性の認知度向上や粉豆腐による消費シーンの拡大に一定の手応えはあるものの、「谷は深い」のが実感だ。 コロナ禍の長期化で「内…続きを読む