花かつお・削り節特集
削り節市場は500億円規模を近年維持し、今3月期は久しぶりの拡大を果たしている。新型コロナウイルス対策の内食増で主にトッピング用途で支持された。半面、だし取り需要は多くを他カテゴリーに奪われて既存業務用の苦戦も続く。コロナ共存を料理用途を広げる好機にして、新たなトレンド、業態開発・開拓につなげたい。(吉岡勇樹)
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◆花かつお・削り節特集:市場拡大も業務用の回復に遅れ 料理用途広げる好機に
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09削り節市場は500億円規模を近年維持し、今3月期は久しぶりの拡大を果たしている。新型コロナウイルス対策の内食増で主にトッピング用途で支持された。半面、だし取り需要は多くを他カテゴリーに奪われて既存業務用の苦戦も続く。コロナ共存を料理用途を広げる好機に…続きを読む
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花かつお・削り節特集:にんべん だし惣菜で接点拡大 「飲む茶碗蒸し」がヒット
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09にんべんは鰹節だしの汎用(はんよう)性を生かして惣菜の魅力を高め、消費者との接点を増やしている。中食専門の出店を加速し、コロナ禍でも「飲む茶碗蒸し」といったヒット商品を生んだ。5月には「創業320年の鰹節専門店『だし』再発見のブランド戦略」を発行。不…続きを読む
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花かつお・削り節特集:ヤマキ 「便利な花かつお」汎用性強みに伸長
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09●だし活は野菜摂取を促進 ヤマキは「便利な花かつお30g薩摩産」を成長させ、トッピングにも使える独自価値を浸透させている。昨秋リニューアルし、卵かけご飯のシズル写真を包装前面で訴求。汎用(はんよう)性をスムーズに伝え、コロナ禍の内食増に応えた。「だ…続きを読む
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花かつお・削り節特集:マルトモ 増量品など展開強化 内食率増に対応、環境配慮
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09マルトモの今期上期の削り節家庭用商品の売上高は、前年比7%増で推移している。近年の市場伸長に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による内食率の高まりで需要が増加している。特に、かつおパックは、業務用でも前年実績を上回り、引き続き営業を強化していく…続きを読む
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花かつお・削り節特集:ヤマヒデ食品 業務用だしなど堅調
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09●日経POSセレクションロングセラー獲得 ヤマヒデ食品は、主力の「業務用だし」(サバ、イワシ、ムロアジなどの混合削り節、150g、200g、300g)や「業務用だしパック」(20g×6P)を中心に家庭用商品群が堅調に推移している。「業務用だし」は売…続きを読む
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花かつお・削り節特集:ベストプラネット 業務用、苦戦も回復
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.11.09●だし「これが一番」で機能性表示 ベストプラネットはコロナ禍で苦境の業務用を回復している。強みの少量多品種生産が支持され、新業態を開拓した。家庭用は内食増で増収し、価値提案を深める。自社カビ付けの「匠の技」を定着させ、11月からはイワシ削り粉末の「…続きを読む