即席麺特集

麺類 2021.12.20

　即席麺市場は、回復に向けて積極的な活動がさまざま行われている。市場は、20年に新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の影響で大きく伸びた。21年は、その裏年となるために減少が見込まれているものの、主要メーカーは大きな目標に向けて、新商品の投入やプロモーションを展開している。（久保喜寛）

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　◆年末年始に向け拡大施策を　即席麺市場は、回復に向けて積極的な活動がさまざま行われている。市場は、20年に新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の影響で大きく伸びた。21年は、その裏年となるために減少が見込まれているものの、主要メーカーは大き…続きを読む

　日清食品の即席麺販売状況は、即席麺市場を上回って推移している。「カップヌードル」や「日清のどん兵衛」「日清焼そばＵ．Ｆ．Ｏ．」といった同社の基幹ブランドが堅調に売上げを伸ばしたことでカップ麺がけん引役となっている。　一方、袋麺は、昨年の反動で前年を…続きを読む

　東洋水産の4～11月の国内即席麺販売状況は、前年を上回って推移している。前年は、コロナ禍の巣ごもり需要などで大きく伸長したため、高い目標だったが、4～9月の上半期で微増を達成。10～11月も堅調に売上げを獲得したため。カテゴリーでは、カップ麺が安定し…続きを読む

　サンヨー食品の4～11月の即席麺販売状況は、堅調に推移している。カップ麺が順調に売上げを伸ばす中で、袋麺が前年を若干下回っているものの、回復基調にある。通期に向けても引き続き、カップ麺、袋麺の主力ブランドの拡販を図っていきながら、新商品などで活性化を…続きを読む

　明星食品の4～11月の販売状況（出荷ベース）は、前年比1桁半ば上回っている。同社は今期、収益力や独自性強化などをテーマとしたマーケティング戦略を実施。　「明星　チャルメラ」「明星　一平ちゃん夜店の焼そば」「明星　中華三昧」の3本柱に加え、第4の柱に…続きを読む

　まるか商事（まるか食品）の4～11月の即席麺販売状況は、前年を上回って推移している。　「ペヤング　ソースやきそば」や「ペヤング　ソースやきそば超大盛」などの同社の主力商品が堅調に推移していることに加え、同社らしい話題性の高い新商品の売上げが寄与して…続きを読む

　ヤマダイの4～10月の即席麺販売状況は前年比1桁台半ば増で推移している。同社の主力ブランド「凄麺」を中心としたノンフライカップ麺の販売好調が続いているため。一方、フライ麺では、小麦原料を国産に切り替えるなど、差別化を図ることで価格競争から一線を画して…続きを読む

　エースコックの即席麺販売状況は、秋から回復基調となっている。ブランドでは、「スープはるさめ」が好調を維持して、全体をけん引している。加えて、「タテ型　飲み干す一杯」シリーズも売上げを伸ばしている。通期に向けて、好調な「スープはるさめ」や「飲み干す一杯…続きを読む

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