食肉加工品特集
食肉加工品の21年商戦は、前年が新型コロナウイルス感染症拡大による内食需要の高まりで家庭用が好調に推移した反動の影響もあり減産となっている。ハム・ソーセージの家庭用商品の伸びは鈍っているが依然内食化傾向は続いており、ハンバーグ類、焼豚、惣菜類などの調理加工品については好調に推移している。22年に入っても内食需要は堅調で、食肉加工品生産数量の22年1~2月累計では前年比1.1%増、コロナ前と比較しても増産となっている。ただ今後の動向は不透明感が強い。原材料価格の高騰や原油高などのコストアップ要因が多く、有力メーカー各社は自助努力だけではカバーしきれない状況にあるため、値上げに踏み切った。メーカー、流通それぞれが適正利益を得られる価格改定となることを願うが、2月や3月以降から価格改定を実施しているものの、一部で価格据え置きの動きもあり、不毛な価格競争が懸念される。(廣瀬嘉一)
-
◆食肉加工品特集:内食需要は依然堅調 値上げの影響懸念
ハム・ソーセージ 特集 2022.05.13食肉加工品の21年商戦は、前年が新型コロナウイルス感染症拡大による内食需要の高まりで家庭用が好調に推移した反動の影響もあり減産となっている。ハム・ソーセージの家庭用商品の伸びは鈍っているが依然内食化傾向は続いており、ハンバーグ類、焼豚、惣菜類などの調…続きを読む
-
食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く 二極化対応強め売上げ・利益確保
ハム・ソーセージ 特集 2022.05.13量販店にとってダウントレンドとして認識されていた食肉加工品は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、外出自粛や飲食店の営業自粛・時短営業、テレワークの増加で内食需要が高まり、消費者の即食・簡便ニーズ対応として家庭用商品はおおむね堅調に推移している。2…続きを読む
-
食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=サミット 大豆ミート商品など注力
ハム・ソーセージ 特集 2022.05.13サミットの21年度実績は、食肉加工品全体で上期4.9%減、下期6.5%減、通期5.7%減と前年を下回っている。 8月までは比較的好調に推移したが9月以降苦戦している。 商品動向としては、上質品や“ちょっといい物”の売上げが伸びた。また、大容量品も…続きを読む
-
食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=フジ・リテイリング 55周年記念アイ…
ハム・ソーセージ 特集 2022.05.13フジ・リテイリングの21年度実績は、食肉加工品全体で上期2.1%増、下期0.4%増、通期1.3%増と前年を上回っている。 コロナ禍における買い物頻度の低下と、1回の販売点数・客単価の増加が顕著であった。ハム・ベーコン品群ではPB・留め型商品(連パッ…続きを読む
-
食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=平和堂 定番・特売売価の随時見直し
ハム・ソーセージ 特集 2022.05.13平和堂の21年度実績は、食肉加工品全体で上期は前年比2.7%減、下期は同1.9%減、通期で同2.3%減といずれも前年を下回った。 ハム・ベーコン・ウインナーの主要分類が20年のコロナ特需の反動で部門全体で前年割れとなったが、コロナ前に比べて加工品の…続きを読む