ドラッグストア特集
ドラッグストア(DgS)業界が描く成長のシナリオは、業界をまとめ上げる日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が示す今後の活動で示されている。DgS業界が目指すのは、DgS店舗が健康に関するあらゆる相談の身近な窓口、健康に関する問題解決の入口となる健康プラットフォームとなることだ。それらをJACDSでは「街の健康ハブステーション」と称して、実現に向けた活動を展開している。その試金石となるのが健康に係る予防・治療・介護のうち、予防と介護を担う“食と健康”の市場創造へ向けたカテゴリーの確立、売場の具現化だ。その“食と健康”売場具現化の現在が8月19~21日にJACDSが開催したDgS業界の展示会、第22回JAPANドラッグストアショーで披露された。本特集ではDgS業界の“食と健康”売場具現化への取組みと、主要DgSチェーンの最近の動向などをまとめた。(流通グループ)
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◆ドラッグストア特集:“食と健康”取組み具現化へ 成長シナリオの試金石
小売 2022.09.07ドラッグストア(DgS)業界が描く成長のシナリオは、業界をまとめ上げる日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が示す今後の活動で示されている。DgS業界が目指すのは、DgS店舗が健康に関するあらゆる相談の身近な窓口、健康に関する問題解決の入口とな…続きを読む
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ドラッグストア特集:22年の成長戦略=ウエルシアHD 調剤やPBで専門強化
小売 2022.09.07ウエルシアホールディングス(HD)は調剤併設推進やPB(自主企画)商品の開発と拡販などを進めて専門性を強化するほか、業務効率化も推進し、自動発注や人時コントールなどデジタル技術を活用した取組みを徹底して収益力を改善する。営業面でもデジタル販促を強化し…続きを読む
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ドラッグストア特集:22年の成長戦略=ツルハHD 新中計で収益改善へ重点
小売 2022.09.07ツルハホールディングス(HD)は23~25年5月期の新中期経営計画で収益改善に重点を置き、足場を固め再成長に備える。外部環境や消費者の生活様式の大きな変化、コロナ禍、ウクライナ情勢など先行きの見通しは困難だ。同社の鶴羽順社長は、筋肉質の経営体質に転換…続きを読む
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ドラッグストア特集:22年の成長戦略=コスモス薬品 低価格・集中出店に専念
小売 2022.09.07コスモス薬品は今23年5月期、売上高で前期比7.7%増の8135億円を目指す一方、営業利益は同0.7%増とほぼ横ばいの予算を組む。営業利益率は前期の3.9%から3.6%に下がる見通しだ。仕入原価と光熱費の高騰が利益を圧迫する。同様の構造で22年5月期…続きを読む
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ドラッグストア特集:数字から見るドラッグストア 来店頻度高い業態へ進化
小売 2022.09.07ドラッグストア(DgS)は、食品・日用雑貨の構成比が高まることで、より来店頻度の高い業態へと進化を続けている。この長期トレンドはコロナ禍で加速した。さらに他の業種にはないペースで店舗数が増え、食品市場での存在感は高まっている。取り扱いカテゴリーがほぼ…続きを読む