7月16日。今日は駅弁の日
7月16日は日本で初めて駅弁が発売された駅弁記念日。1885年、日本鉄道の宇都宮駅でおにぎり2つにたくわんを付けたものがホームで販売された。
駅弁の代表格「峠の釜めし」のブームが家庭の食卓にも影響
釜めし(炊き込みごはん)は 家族が喜ぶご馳走として、また、外食でも郷愁を誘う故郷の味、たくさんの具材を一度にとれる豪華なメニューとして人気が高い。
ところで、釜めしといえばすぐに「峠の釜めし」が思いおこされる。これが横川駅で初めて 販売されたのが1958年2月。67 年には「峠の釜めし」をモデルとしたテレビドラマ「釜めし夫婦」が、フジテレビで放送されるなどして釜めしに対する人気が高まることとなる。
そのような時代背景のなかで、 釜めしの素が加工食品として初めて登場したのは1969年。ヤマ モリ、丸美屋食品がとり釜めし の素を相次いで発売、その後しばらくこの2社が市場をけん引することとなる。その間にきのこ、鮭、松茸、五目とアイテムの拡大展開が図られる。81年には大塚食品が松茸ごはんの素で市場参入をはたしている。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』)