今日は何の日

9月18日。今日はチリの独立記念日

植民地支配下にあったチリは1810年9月18日に政治委員会を設立。独立への足がかりとした。チリでは9月18日を含む前後4日間、独立を祝う行事が連日開催される。

水産加工 今日のキーワード: 寒天

寒天の原材料はチリからやってくる

寒天の製造では数種の原藻を配合して生産する。テングサ類は日本近海で良質な原藻が獲れたので海外産品の輸入はきわめて少なかったが、国産原藻の品 不足と高値などにより最近では海外産品への依存度が高まっている。国産原藻の減少では、漁民が民宿などの副業に力を入れ、採取する人の減少によることが大きい。また、原藻の価格も安値に設定され、より高値で取引されるほかの海藻に採取の対象がシフトしたこともあげられる。さらに、最近では採取人口の高齢化が進み、「いずれ採取する人がいなくなるのでは」といった声も聞こえ、寒天製造の必要量を満たすためにも海外産品に頼らざるを得ないのが実情のようだ。

こうした反面、浅海性のオゴノリがほぼ30年ぶりに国内で採れ始め、関係者の注目を集めている。オゴノリは浅海に生育するので採取しやすいこともあり、 かつては3,000~4,000tも水揚げされた年もあった。しかし、高度成長期に繁殖沿岸地の埋立てや開発、工場排水の汚染などにより絶滅が伝えられ、まったく採取されない時代があった。ところが、1989(平成元)年頃から九州・有明湾での採取をきっかけに西日本各地へと広がり、91年には約2,000tの水揚げによって国内の原藻消費の約40%が賄われた。価格は海外産品に比べて割高であるが、鮮度が高く歩留まりもよいことから国内メーカーの採用につながっているようだ。しかし、近年はほとんど採取されず、年による不安定な作柄で先が読めないのが現状である。

現在わが国で輸入する原藻の産出国は、テングサ類ではチリ、モロッコ、ポルトガル、韓国、メキシコ、南アフリカなど。オゴノリではチリ、インドネシア、 南アフリカなど。オゴノリは浅海性のために現在では養殖も行われ、とくにチリやインドネシアの生産が多い。

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:伊那食品工業株式会社 宮下博紀 ))

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