9月17日。今日はイタリア料理の日
9月17日は日本イタリア料理協会が制定したイタリア料理の日。イタリア語で料理を意味する「クチーナ」の語呂合わせに由来する。
料理だけでなく、スイーツでも度々流行を巻き起こすイタリアンの魅力
昭和の終わりから平成にかけてはまさにムースの全盛期であったが、平成の初めに第一次のイタリアブームが起こり、ティラミス、パンナコッタ、ピナコ ラーダ、ズッパー、エングレーズ、ズコット、カスターニャといったようなものが流行した。そして10年ぐらい前1998(平成10)年頃からビスキュイ・ジョコンドやビスキュイ・ダコワーズといったアーモンドの入ったビスキュイを間に挟んだり、ムースにパータ・ボンブを混ぜてコクをだした味わいにした製品が多くなってきた。またマンゴーやパッションフルーツなどのトロピカルフルーツが入りやすくなり、洋菓子によく使われるようになったことが製品の幅を広げるのに大いに役立っている。日本の業界がフランス菓子主流であることに変わりはないが、この数年は第二次イタリアン・ドルチェブームが起こり、 デリッツァ・リモーネといったコクのある少しどっしりとした菓子が流行の兆しを見せ、スイーツ・ブームを巻き起こしている現状である。
(2013年平成25年発行 日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:協同組合 全日本洋菓子工業会 鎌田明彦 ))