11月5日。今日はごまの日
11月5日は全国胡麻加工組合が制定したごまの日。「いい(11)ご(5)ま」の語呂合わせに由来する。
カルシウム、鉄分、タンパク質、各種ビタミンなどが豊富で栄養価が高く、健康に良いごまをより多く摂取してもらうことを目的に2017年に「ごまの日」を制定し、日本記念日協会へ登録。日付は、11と5で「いい(11)ご(5)ま」と読む語呂合わせと、ごま和えなどごまと相性のよいホウレンソウの旬の始まりの時期であることに由来する。(全国胡麻加工組合)
老化現象が気になるなら、ごまを和えてみる
ごまの成分は脂質51%、たん白質20%、炭水化物18%、他カルシウムなどと、人間の主要3大栄養素すべてを含んでいる。なかでもごまに含まれる脂質は、人間の生理に有効な作用のある不飽和脂肪酸を多く含んでおり、とくに薬効のある不飽和脂肪酸のリノール酸を、全油脂中40%も含んでいる。これは、血 中コレステロールを除き、血液の循環を良くし、血圧を下げる働きがある。高血圧や動脈硬化など、成人病の予防に役立つといわれている。
また、たん白質についても、人間の成長や健康維持・スタミナ補給に欠くことのできない、ロイシン・メチオニン・トリプトファンなどの必須アミノ酸を多く含んでいる。
その他、ビタミンE・鉄・マグネシウムなどミネラルも豊富に含まれている。
ところで、これら以外にとくにごまが特徴づけられる成分がある。それは抗酸化物質のリグナン類(セサミン・セサミノール・サセモールなど)が多く含まれていることである。
ごまが古くから健康によい食品として認められてきたのは、このリグナン類の働きであることが明らかになってきた。リグナン類の抗酸化機能は、過酸化 物質(老化、成人病、ガンなどの発生原因といわれている)の生成に関与する活性酸素の働きを弱める。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:全国胡麻加工組合連合会))