11月6日。今日は手巻きロールケーキの日
毎月6日は株式会社モンテールが制定した手巻きロールケーキの日。ロールケーキのロ(6)に合わせて制定された。
ショートケーキよりもメジャーだったロールケーキ
大正に入ると銀座を中心に本格的な「カフェ」が出現し、文人や画家、文学好きの会社員たちの集いの場所となり、そこで出されるケーキ付きのコーヒーセットは当時の若者たちを魅了したという。その頃のケーキといえばパイやビスケットの類が多かったようだが、カステラやロールケーキ、それにシューク リームやエクレアといった生菓子というものも結構あったようである。しかし今では洋生菓子の代名詞ともいえるショートケーキはまだなかったようである。いつ頃から作られるようになったかは、文献にも残されておらず定かではないが、工業的に生クリームが作られるようになったのが大正末期から昭和初期にかけて、アメリカから遠心分離式の生クリーム製造機が輸入されてからと思われることから、それ以降のことではないかと推測される。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:協同組合 全日本洋菓子工業会 鎌田明彦))