2月27日。今日はドミニカ共和国の独立記念日
1844年2月27日、ドミニカ共和国がハイチ共和国から独立した。第二次世界大戦後に日本人が移住し入植したことから、ドミニカ共和国ではジャポニカ米が作られるようになった。
世界的には少数派のジャポニカ米
「コメ」は世界三大穀物の1つに数えられ、総生産量は1位トウモロコシと2位小麦に次ぐ第3位となっている。主としてアジア諸国で生産され、ジャポニカ米とインディカ米に大別される。日本で常食されているジャポニカ米は、わが国以外では中国の東北部や朝鮮半島などで食べられている程度で、世界では 圧倒的に長粒種のインディカ米が多い。ジャポニカ米は水分が多く、炊くとツヤが出て粘り気があるのが特徴で、コメそのものの味が楽しめる白米で食べる 文化が発達した。
食べ方では、東アジアを中心とした東の地域はコメを主食として、日常は白米を食べる。一方、インドを境に西の地域では、イベリア半島のパエリアやイタ リアのリゾットに代表される、コメだけで食べず、油を用いて肉や魚、野菜などを入れ、多様 なスパイスを使う食文化が発達した。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:佐藤路登世))