なめ茸・山菜加工特集2024

なめ茸・山菜加工特集:「安値多売」の基盤揺らぐ

農産加工 2024.06.28 12780号 11面
テーブルランド「ボトル入りなめ茸(150g)」

テーブルランド「ボトル入りなめ茸(150g)」

ナガノトマト「なめ茸ボトル入り(210g)」

ナガノトマト「なめ茸ボトル入り(210g)」

業務用市場でも定着が進むプラスチック製ボトル容器のなめ茸。ナガノトマトはうどんなどの麺にかけて食べるメニューを提案(6月11日の酢徳総合食品展示会=軽井沢町)

業務用市場でも定着が進むプラスチック製ボトル容器のなめ茸。ナガノトマトはうどんなどの麺にかけて食べるメニューを提案(6月11日の酢徳総合食品展示会=軽井沢町)

 「もはや、これまでのような事業環境ではない」。国内最大のエノキ茸産地、長野県中野市に本社・工場を置く信濃産業。中野市では今年に入り、主にエノキ茸を生産していたキノコ業者3社が倒産した。となりの飯山市でもブナシメジなどを手掛ける1社が5月に事業停止するなど、「キノコ王国」長野県では生産業者、関連業者が行き詰まるケースが相次いでいる。
 卵、モヤシなどとともに「物価の優等生」ともてはやされるエノキ茸。スーパー店頭などでは1袋(200g)100円を切る価格

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