メニュートレンド:日本初・紅茶エスプレッソ 「ティーエスプレッソ ハッティー」1号店開店
日本初の、紅茶をエスプレッソマシーンで抽出する、新スタイル喫茶「ティーエスプレッソ ハッティー」1号店が4月30日、東京・恵比寿にオープンした。経営は料理家の栗原はるみさんが代表の(株)ゆとりの空間(東京都品川区、電話03・5740・6778)で、長男の栗原心平代表取締役専務が経営責任者として展開する。
ティーエスプレッソは、従来のエスプレッソマシーンに紅茶用の専用フィルターを用いて抽出する新しい飲み物。「従来の紅茶のいれ方では、湯を注ぎ飲むまで5分以上を要したが、エスプレッソマシーンを使うと30秒で抽出できる。時短と抽出オペレーションのパッケージ化が可能になった」と広報の牧野郁さん。
仕掛けのカナメともいえる専用フィルター(TXPRESSO(R)フィルター、特許申請中)を開発したのは、シアトル系カフェを運営する(有)エス・エス・アンド・ダブリュー(東京都渋谷区)で、高濃度抽出に合う茶葉を選び、紅茶の渋みやえぐみを出さずにうまみとコクを引き出すことを可能にした。
ドリンクメニューは「ティーエスプレッソ」(S290円)を基本に、フォームミルクと合わせた「ティーラテ」(S330円)、新感覚炭酸飲料「ティートニック」(S340円)など23種。フードメニューも充実。「豆腐とひじきのがんもサンド」(460円)などヘルシー志向のサンドイッチ、サラダ、デザートなど21種(130~520円)を揃える。
店のシンボルマークは象。古来から紅茶葉の荷運びに象が使われていたことからモチーフに採用。店名の由来も、ヒンディー語、ベンガル語で象のことを「HATHI」(ハッティー)という呼ぶことから、紅茶の「Tea」を合わせた造語で、「HATEA」と名付けたという。
革新的オペレーションによる時短と特徴的な味、豊富なメニューバリエーションを強みに、コーヒー主体の喫茶市場に斬り込み、多店舗展開を計画。
年度内に3店舗オープン予定で、初年度売上げ3億円、5年間で30店舗全国展開を目指している。
◆「ティーエスプレッソ ハッティー」(tea espresso HATEA)経営=(株)ゆとりの空間/店舗所在地=東京都渋谷区恵比寿南1-1-10/開業=08年4月30日/営業時間=午前7時~午後10時30分(月~金)、午前7時30分~午後10時30分(土・日・祝)、不定休/席数=38席(1F12席、2F26席)、全席禁煙