鏡もち特集2024

農産加工 2024.10.21
鏡もち特集2024

 鏡もち業界では昨シーズン、業界を挙げて10月末に受注締め日を設定し、多くのメーカーが結果に手応えを感じた1年となった。過剰生産によるロスの削減はもちろん、余計な在庫を抱えずに済んだことによるメリットも小さくはなかったようだ。今シーズンは、より精度の高い受発注を目指す動きもある。一方、大手を中心に化粧箱やお飾りの脱プラスチック、簡略化などの動きが加速している。そうした環境配慮への取り組みが、正月飾りとしてより見栄えの良い華やかな商品を求める流通関係者や消費者にどれだけ理解を得られるかが、今シーズンの鍵になりそうだ。(細山真一)