コロナ禍以降、設備増強への取り組みが各社で進んだ(写真は芥子屋四郎の第二工場)
業務用のからし・マスタード市場は、納豆を中心とする小袋市場が堅調な推移を続けていることに加え、コロナ禍からの回復やインバウンド需要による外食市場の活性化で多くのメーカーが数量、金額ともに伸長している。一部のメーカーからはコロナ禍以前の19年度の売上高を超えたという声も聞かれた。しかし、これまで好調だった納豆市場が落ち着きつつありピーク時の数字より落ちていることや、原料を海外に頼ることによる為替の影響、エネルギーや人件費、副原材料費、物流費などの高騰によるコスト増がメーカーの